第8話「コンテストからタグとネタを考えよう」
──そろそろ変化が欲しい。
ランダム様に振り回されるのも悪くはないが、それはそれとして書く人も読む人も同じことの繰り返しでは飽きがくる。
というワケで、今回は毛色を変えてみようと思い……他人様からのタグだと行儀が悪いので何かないかと探してみたらコンテストの応募要項の方にタグではないけれど似たようなものがあるのを思い出しまして。
例えば、募集も佳境な「その溺愛過剰ですコンテスト」な場合。わざわざ「こんな作品が読みたいです」と指定してくれている訳ですね。
だったら、それに乗っかろうじゃないか。
読みたいと言われているやつの要素をタグに変換してネタを考えちまおう、と。
そう思った訳ですな。
それで先に出した「溺愛過剰ですコンテスト」な場合、例を4つほどあげているのですが……
・読者が理解しやすく、かつわくわくする作品
・この作品の「『君を逃がさない』系ヒーロー」が1番!という独自性のある作品
・「『君を逃がさない』系ヒーロー」とのドキドキする恋愛、愛される幸せのある作品
・ヒロインとヒーローの関係、キャラクターの属性、思わずときめくキュンセリフが魅力的な作品
つまり、まずはこれらからタグを作り出せばいい訳です。
そして、抽出したものが以下の通り。
「ヒロイン」「ヒーロー」「ドキドキ」「君を逃がさない」「愛される幸せ」
「思わずときめくキュンセリフ」 ※「異世界」「恋愛」
その他、応募要項の最初には例となるようなヒーロー像なんかもありますね。
そして、「異世界」と「恋愛」が必須要項だそうです。
というより、それがないとレギュレーション違反になるようですね。
で、そういう事情を加味してこのタグになった……という感じですな。
☆本題
舞台は「異世界」。「ヒロイン」と「ヒーロー」の「恋愛」。
すると「ドキドキ」するような「君を逃がさない」障害発生、「愛される幸せ」でハッピーエンド、かな。
「思わずときめくキュンセリフ」とやらはエピローグに使うか、クライマックスの決め台詞にするか……それは作者の好みですね。
何よりタグにはないですが「溺愛」が主題というのも忘れてはいけない、と。
いっそ「ドキドキ」をはずして「溺愛」をいれた方がいいかもしれない。
自分は忘れやすいし(´^ω^`;)
……さて。サラッと考えるなら「ヒロイン」か「ヒーロー」が悪い魔法使い(か、何か)にさらわれて取り戻す話か。
もしくは「ヒーロー」と「ヒロイン」が敵対関係でなんやかんやする話か。
自分はストーリー的にはこっちが好みかな。
「ヒーロー」と「ヒロイン」が仲良く殺し合って終局したところで双方の陣営から(或いは片側)から抹殺されそうになって云々みたいな感じで。ただ、これはそのままだと凡庸かな。
しかし、何より主題である「過剰」までつく「溺愛」の扱いが難しい。
そう、「恋愛」じゃなくて「溺愛」なんですよ。
「ヒロイン」でも「ヒーロー」でも「溺愛」を受け入れればギャグになるし、拒否すればサスペンスになる。「ヒロイン」と「ヒーロー」の関係に真面目に「溺愛」を持ち込むのは相当難易度が高いと思います。
じゃ、どうするか? 変化球になりますが、「ヒロイン」と「ヒーロー」を邪魔する障害の方に「溺愛」要素を押し付けるしかないかな、と。多分、そうしないと物語の自由度が下がると思うので。というより、自分は持て余しました……
ともあれ、ネックである「溺愛」さえなんとか片付けてしまえば、「ヒロイン」と「ヒーロー」は普通の恋愛してもオーケーですからね。「溺愛」の要素は確かにある! レギュレーション違反はない! 不正はなかった!
自分ならこのように抗弁します。詭弁ですがね(´^ω^`;)
二人の障害を偏執者にしないなら次点の候補は両親か、兄弟姉妹が妥当なところ。
……ただ、相手が両親だと読者が嫌悪感を抱くかもしれないので、身内にするなら兄妹とかの方がベターかなぁ、という気がします。身も蓋も無く言えば、ブラコンやシスコンの方がまだマシなんじゃなかろうか、とは私個人の感想ですな。
それでも課題に対してスッキリしないという人は最後で将来的にバカップルになるような示唆を入れれば、それでいいと思うんです。身内が障害の場合なら「溺愛」に至る下地はある、血は争えない的なオチも使えますしね。
*****
……では、今回はこんなところで。
文字数がちょっと多くなっちゃったし、応募するでもないのに設定とか突き詰めるのもなんか損した気になるので、中途半端ですがここまでにしたいと思います。
それじゃ(´・ω・`)ノシ
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