第3話「ランキング上位のタグからネタを考えよう」


 前回はランダムなヤツで見事に敗北を喫した筆者ですが今回は多分、そんなことにならないでしょう。


 何故ならば今回はタイトル通り、ランキング上位のタグをコピーしてネタを考えようというのですから。言うなれば、闇鍋のごった煮状態だった前回と違って、今回は製作者がいてパーツに互換性がある訳です。


 まぁ、事故は起こっても大怪我はしないはず。多分。多分ね……


 ま、だからといって専門外のジャンルに手を出すと前回以上のひどい目に遭うのは分かり切っているので、まずは無難に異世界ファンタジーの方から参考にすることにします。そうは言っても異世界ファンタジーの方にも自分には扱えないジャンル外はありますけどね……悪役令嬢とか……


 では、前置きはこれくらいにして。

 とりあえず、週間ランキング覗いて現時点で1位のタグをコピペします。



 「男主人公「職業もの」「錬金術」「猫」「スローライフ」「異世界転生」



 ……こうなりました。特にぶっとんだタグとかなくて良かったです。


 ちなみに現時点ではタグを真似した作品は幸か不幸か読んではおらず、あらすじはおろか、なんならタイトルすら今はうろ覚えです。ま、ランキング1位ですしネタを書いてしまってから答え合わせに読みにいこうと思っております。


 果たして、どれくらい齟齬そごがあるのか? 地味に楽しみです(´^ω^`)

 それじゃあ、本題に入りましょうか。


 まずはツカミとして定番の「異世界転生」に、これまた定番というか根強い人気の「スローライフ」、「錬金術」は読者へのアピール的なジャンル指定で「職業もの」で強調、「猫」が相棒枠みたいな感じかな。


 同じように人気で定番のタグだと「もふもふ」がありますが、それだとシリアスに出来ない印象が自分にあるし、最後に残った「男主人公」は「男主人公」ということですね。それ以上でもそれ以下でもない。


 で、このタグから自分なりにあらすじを考えると……


 導入である「異世界転生」はプロローグで済ませる。

 或いは一人称視点なら第一話の一行で雑に片付けるかな。


 ──俺は異世界転生した。


 こんなんでいいかな。そこから普通にハイファンタジーをやるだけ。

 いや、自分ならね? 面倒だし(´・ω・`)


 それで「異世界転生」モノでは定番のギフトというか、能力枠は「猫」で消費してしまうかな。これも面倒だし、説明を省く為に。


 「男主人公」と「猫」が話せるのは定番として、その「猫」とその他の世界の住人が話せるかどうかは作者の趣味かな。自分なら会話出来るようにするか。面倒だし!


 で、分岐点は「猫」の性別。

 序盤だから性別のバランスを考えてメス猫にしたいところだけど「男主人公」なら後々の展開的にオスにするのが無難かな。自分の場合、間違いなく地雷になっちゃう気がするし。


 中盤あたりで絶対にこじれて面倒になるのが目に見える……


 いや、世話女房的なバディがヒロインになっちゃうかもしれない危険性が、ね?

 それはそれでいいと思う人もいるかもしれないが、それを逆に解釈違いと受け取る人もいる訳で。慎重に扱わないとトラブルメーカーになるからね……(´・ω・`)


 あとは「錬金術」と「スローライフ」と「職業もの」。ま、これは一緒くたでいいでしょ。舞台設定とストーリー。これ以上の説明はいるまい……




☆あらすじ


 ──俺は異世界転生した。

 人の自慢話は好きか? それ以上、説明はいらんだろう。


 案内役として百匹いるうちの一匹が遣わされた。

 人語を解する猫で人間よりも優れている。


 ……新天地は不思議な世界であり、人だけでなく怪物、魔物もいた。


 人類はそいつらに比べれば矮小で腕力は乏しく、知力も並。第三の力として魔力はあるが、それだけでは生き残れない。だから、掛け合わせることで補うことにした。知力と魔力、錬金術と呼ばれる力である。


 これにより、世界の平和はある程度保たれていた。


 ……もっとも世界平和なんて、どうでもいい。俺には関係ない。

 今はただ、金がない。この世界に来て半年、食事の質も徐々に下がり続けている。


 王都の一等地にささやかな邸宅。地上の一室と地下に超一流の魔法施設がある。

 俺は何度も家を売ろうと提案したが、その都度、却下された。


 一体、何が気に食わんのだ──




*****




「働かねぇからだよ!」

 猫が吼えるな。虎か、お前は。




 あ、これは第一話の冒頭のセリフです。

 ……というところで、面倒なんで導入までで考えるのをやめました。


 主人公の口調を嫌われるのを込みでややぶっきらぼうにしているのは説明を端折る為ですね。なんか「異世界転生」モノは話のテンポが大事らしいので。


 主人公は全部、「面倒」の一言で世話役兼相棒役の「猫」に一切合切を押し付けている感じ。このままだと相棒が理不尽で可哀想なことになりますが、そういうような扱いにはしないようするのが、腕の見せ所ですね。


 ふてぶしいというか、図々しいというか。或いは「オカン」的な何か。

 そういう風にするでしょう。多分。


 その後のストーリーは……設定的には錬金術モノでスローにライフをおくりたいという感じなんですかね。


 多分、定番にコンテストに参加するか、いやいや探索に出るか。

 中盤まではそういうのの繰り返しというか……


 下手なテコ入れすると勝ちまくりモテまくり路線になってしまって、スローライフとは言えない別ジャンルになりそうですしね。案外、難しいものです。


*


 ……思いの他、長くなってしまいましたが、今回はこんなところで。

 次回はもうちょっとコンパクトに納めたいですね。それでは(´・ω・`)ノシ


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