第51話
中間選考作品の半分を読んで感想を書きました。残り90。
毎日読んでいても、死を題材にした作品が多いと感じます。ショートとロング、どちらにもいえます。ただ、死を描くことでどう生きるのかを考えさせる作品が選ばれている……と思うのです。
今年はやけに選んで取っているような。
数えていないので感覚なのだけど。
偶然と思いたいです。
高校生は少なからず希死念慮を抱いているものだと、現役高校生に教えてもらったことがあるし、時代からもわかるのだけれども、冗談抜きで一ジャンルを築いている感がある。
平たく言えば、笑えるような楽しい話が少ないです。小説で笑わせるのはむずかしいので、稀有なのは当たり前かもしれませんが、今年は特に少なく感じます。
同じ作者による作品が複数通過しているのも、特徴です。今年はとくに多い気がします。量よりも質のある作品が通過していることになるのかしらん。
それぞれのプロフィールや近況ノート、他作品やSNSなどをみてみると、独自の世界観をもって出来のいい作品を書かれていることに気づきます。中間選考作品に選ばれるのも頷けます。
残り半分。
そんな高校生の作品に負けないよう、気合を入れて読んで書いていこうと思います。
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