第23話

作品のタイトルを見ていて、どこからこの発想が出てきたのだろうと、驚いた作品がありました。

タイトルの付け方には、大きく二つの付け方があるそうです。

一つは、作品内から。

もう一つは、作品外から。

昔聞いた話ですと、集英社などは作品内から選び、新潮社は外から選ぶそうです。

そういう傾向があるらしいです。


作品内からタイトルを付けるなら、読者に作品の内容やジャンルを直接伝えやすいし、物語の方向性をはっきりし、作者が書くときの指針にもなります。


作品外からタイトルを付けるなら、読者の好奇心を刺激し、興味を引いたり、作品に対する様々な想像をさせたり、作者の独創性や個性を出しやすくなると思います。


よく、読み終わったらタイトルを見ます。

タイトルは作品の顔であり、読者が最初に読む部分。

作品全体をうまく捉えているものが、タイトルにつけられているので、内容が想像がつきます。想像がつかないものを読み、読後にタイトルを読んで「そういうことかっ」と思ったときは、作者の凄さを思い知らされます。

たまに、そういう作品に出会うと、読みたくなります。

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