第21話

「色々、作品を読んでいて忙しいというのは分かっているのですが、もし良ろしければ一度読み直してもらえると嬉しいです。失礼なお願いですみません」と、お願いされたので、書き直された作品を読んで感想を書くことになりました。

前回、感想を書いたときのコメントに書き直すことが書かれていたので、できあがるのを待っていました。

ただ、このタイミングかと、思わず天井を見上げてしまいました。

書き疲れて、今日は早く寝れる~、と思っていたときに通知をみて、コメントを確認したわけです。

こっそりと、作者さんの近況ノートを拝見したところ、好意的に受け止めてもらいつつも、心が折れたと書かれているのをみたときは、「あたたたっ」と頭を抱えてしまいました。

大いに反省しました。

御本人は、心が折れたのは慢心していた、と書かれていましたが。

偉そうな感想は書きたくないし、書いているつもりはないのですけれども、いいところは褒めているのですが、そうでないところが気になるのだと思います。


書き直された作品を読み直しまして、印象がずいぶん変わりました。

以前とは違って、全体的に良くなっていました。

変わったところは変わりましたので、こういう作品だったんだと再発見したくらいに良くなってました。


書き直された作品の感想を書くとき、今回はとことん書こうと思いました。

修正箇所が多いからではなく、この部分はいいね、この書き方いいね、こうしたらもっと良くなるんじゃないの、みたいなところも書いて三分の一くらいまで進んだときに、「このペースでは終わらない~」と時間がかかることに途中で気づきました。


感想を書いているのであって、こうしたら良くなるかも的なことを細かく書く必要はあるのかしらん。聞かれてもいないのに勝手に書かれて、作者としたら余計なお世話かな、と思いました。

自分で気づいて直す経験を経て、作品は良くなっていくのだと思うのです。私の感想が邪魔してはよろしくないのでは。今回に限らず、どの作品を書くときも「感想を書いてるんだよ、感想を」と言い聞かせているのです。いつも。


はたして、あの感想で良かったのかしらん。

気にする気力はないです。

疲れて、もう寝たいです。


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