第15話

いまに始まったことではないのですが、カクヨム甲子園の感想を書いていますと、批評とか評論とか分析とか言われることがあります。

たしかに分析っぽいことを書いてますので仕方ないですが、あくまで感想です。

「こんなふうに思いました」「すごいですね」的なことを書いてるのですが。

ただ、批評はしてないです。

そこまでは書けないと思ってます。

私としては、作品の良いところを一生懸命見つけて褒めてます。

「ここを、こうしたらもっとよくなるんじゃないかしらん」と、書くことはあります。それも、私としては褒めているのです。

相手が高校生だから、ではないです。

高校生だろうと、作品を作ったら作家です。

作家はとくに、デリケートなもの。貶されたら凹みますし、下手すれば創作できなくなってしまうかもしれません。

文字だけのやり取りだから、ものすごく気を使わなければと思い、一作ずつきちんと向き合う努力をしています。

私も人なので、完璧ではないですし、うまくいかないこともあります。

できるなら、気楽な感想を書きたいです。

でも、応募されている作品を読めばわかりますが、気楽では失礼だという気持ちになり、敬意を払って読んで書かなくては、とモニターに向かいあいます。

性格、性分かしらん。

頑張って作品を書き上げるのは、一人ひとりの作家さんです。私ではありません。

だから今の私ができること、感想をがんばって書くのです。

作品をなぞるように感想を書くと、作者の努力と凄さが透けて見えるようで、ため息が出ます。

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