ある人間のメモ

呼応するように日本各地で声が上がる。

それは産声であったり、復活の雄叫びであったり、

復讐の始まりでもある。

ネット社会という歪でどこか安定した世界が組み上げた装置に最後のピースがハマる。

ある少年は言った。

「小説より面白い現実って奴を僕は欲しい」

また別の青年も言った

「今日も世界は呆れるくらい平和だ」

ある意味でこの2つの言葉は的を射ている。


小学生が、中学生が、高校生が、大学生が。

引きこもりが、社会の歯車が、反社会勢力のメンバーが。

警察が、メディアが、政府が。

誰もがそれに気づいた上で、

全員が黙殺してきた現状が、

全てを侵食する。


インターネットという人種、年齢、国を問わず参加できてしまう恐ろしい世界。


ソレは善意かもしれない。

底のない欲望かもしれない。

愛であるのかもしれない。

はたまた悪意かもしれない。

興味だったかもしれない。



ソレは牙をずっと研いできた。


ソレは一つの言葉では表せないだろう

強いていうなら人間が最も近いだろうか。


しかし私はこう書こう。


善意が、牙を剥く …と。


復讐を始めよう。

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