キャラクター設定

・ヴァイ

この小説の主人公。魔王側近7騎士(通称7騎士セブンス)の1人で、近衛騎士団魔法科の団長。〝紫の魔女の末裔〟で、古代系統外魔法【紫】と呼ばれる、いわゆる精神状態異常系魔法の使い手。その魔法から、〝傀儡魔帝マリオネットエンペラー〟の二つ名を持つ。魔法に関しては紫魔法だけでなく、全系統魔法【火】、【水】、【風】、【土】の最高等魔法まで一通り使える。レイティアという姉がおり、普段からレイティアの身の回りの世話をしたり、考えなしの行動の尻ぬぐいをしたりと、やっていることはほぼ執事だが、姉弟仲は良好。スキルは『夢幻ノ王フギンムニン』で、幻影や記憶を司る。


・レイティア

ヴァイの姉。ヴァイと同じく7騎士の1人。ヴァイと同じく〝紫の末裔〟で、紫魔法を極めている。上では書いてないが、ヴァイも極めており、魔法の頂、極位:【滅紫けしむらさき】を扱う。やはり魔女なだけあり、こちらも系統魔法は全て最高等まで扱える。自由奔放で、難しいことは考えず、基本的に感覚派。少し戦闘狂な面がある。スキルは『魂冥ノ王ペルセポネ』で、“魂”の形を変えたり、寿命を吸収・付与ができる。そのため、“魂”をあるべき形に整えて癒したりすることも可能。


・ジャック

普段から明るくイタズラ好きな、皆のムードメーカー的存在。見た目やその言動からは考えられないが、こちらも7騎士の1人。普段は色々なところに遊びに行っては可愛がってもらっている。神出鬼没で、急に来たと思えばいつの間にかどこかに行っているという気分屋。自身は魔法を使うなど、戦闘そのものが苦手なようだが、その魔力練度はレイティアを筆頭とする〝魔女の末裔〟に匹敵する。基本的には温厚で人懐っこい、小動物のような子だが、一度怒るとしばらくは止まらない。スキルは『審判ノ王メタトロン』で、確率で対象の数秒先の未来を定めることができる。得意魔法は系統魔法【土】。


・カレン・リュ・ロゼルナ

魔界ロゼルナ王国の現魔王。自身は魔族よりも人間に似ており、よく間違えられる。普段はお転婆でいたずら好きな子で、よく給仕の人を困らせたりしている。ジャックと一緒にイタズラを企てたりと、部下ともよく関わりを持つ。女王での口調が苦手で、できるなら素のままでいたいと思っている。人間と仲良くしたいという目標があり、その為に奮闘していたが、先の件で少し難しいかもと思ってしまっている。〝相愛の魔王クイーンオブアフェクション〟の二つ名を持ち、誰にでも分け隔てなく優しいが、王としての自覚はあるため、1番は自国の民を考えている。スキルは『慈愛ノ王ヘスティア』で、生と死を司る。


・グリエド・リュ・ロゼルナ

ロゼルナ王国の先代魔王。〝白夜の魔王ロードオブミッドナイト〟の二つ名を持つ。王たるものとしては当たり前だが、自国のことを常に最優先に考えている。だが、自分の国を守るためならば手段は厭わず、そのため聖界サザンクロシニアス連合王国の人々からは恐怖の対象として恐れられている。王の器たり得るが、故に残酷にならざるを得ず、本質は優しいのに、勘違いされがちのため、畏れられている。

 固有スキルは『覚醒:守護ノ神盾アイギス』で、権能は守りに重きを置いたものだ。ただ、その権能を知るものは王妃と娘、宰相の3人のみである。固有系統外魔法:【虚無】を生み出し、そちらを多用している。


・アリオス

魔力を持たない、〝魔女狩りの一族〟。普段から飄々としており、何を考えてるかが解らない。先の登場ではわざとレイティアの“魔眼”の覚醒を促したりと、敵のはずなのに強化するという、狂気的なことをやっていた。そしてレイティアの渾身の猛攻を簡単にいなしてみせるほどに強い。『傲慢』や『怠惰』と、何やら強調しながら言っていたが………?真相は本人しか知らない。


・サーリャ

7騎士の1人で、とある館の主人の魔女。普段からあまり表に感情を出さないが、館に人を呼んでパーティをしたりなど、性格に反して催し事が好き。レイティアとは別の〝魔女の末裔〟で、〝灰緑の魔女サンドリヨン〟、または〝叡智の魔女ウィズダム〟と呼ばれている。得意魔法は系統魔法【風】で、その極位:【崩嵐ホウラン】を会得している。また、古代系統外魔法【灰燼かいじん】を扱う。術者以下の魔力を持つ者を、否応なく葬り去るという、バケモノじみた効果になっている。スキルは『叡智ノ王メーティス』で、自身の認識できる範囲での世界の理、構造にアクセスできる。さらにその権能の一つ“解析アナライズ”は、相手の弱点や癖など、ほぼ正確に分析でき、その対応策までも導き出せる。


・ラグナ

東洋から来た女剣士。こちらではあまり見られない、いわゆる白袴のようなものを身に纏う。こと剣に関しては誰よりも優れており、彼女のスキル『鮮雷剣神タケミカヅチ』の権能で、一度剣を握れば、その“魂”に触れられる、すなわち極致を握ってすぐに放つことができるという、意味のわからない芸当をしてのける。また、彼女の扱う刀、『絶龍刀ミコトサキ』は、自身が以前屠った古龍から造られたもの。故に、〝千龍〟という二つ名で呼ばれる。得意魔法は系統外魔法【無】、【雷】で、基本的には身体強化や、刀に魔力を纏わせて使用するなど、魔法らしい使い方はしない。奥義たる極致の最高峰に至った者にのみ与えられる権利、“裏極致”も会得しており、その効果は最終的には世界を滅ぼしかねないほどのもの。


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