第11.5話―無魔力、その権能
2人が去った後の“境界”。
幾つもの屍の中から、1つ起き上がる影があった。
「やれやれ。まさかここまで強力だったとは……。あの瞬間に魂を逃がしておいて正解だったね。身体を滅ぼさなかったのは少々『怠惰』だよ、〝紫の魔女〟さん。まあ、ここで身体を滅ぼしたとしても、依代はいくらでもいるから、対して意味はないんだけどね」
そう呟いて、彼――アリオスは、『魔力を使わず』に転移するのだった。
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