比較

隣の席のあの人は成績が良いのに

どうして同じ歳のあなたにはそれが出来ないのかと

比べられて罵られた


僕だってそうなりたかった

あの人みたいになりたかった


僕がダメなやつだってことは

生きてきた歳の数だけ

突きつけられてきた


みんなだって苦しいはずなのに

みんなは笑顔で

こんな僕にも優しくしてくれて


どうしてみんなみたいに笑えないんだろう

どうして優しくできないんだろう


他人（ひと）に比べられるのは辛い


けど自分で自分を較べて

僕を殺してるのも自分だったみたい


比べなければいいだけ？

それが出来たらとっくにしてるよ


一度自分の出来の悪さに気付いたら

もう比べずには居られない

本当はこんな自分のことも認めたいけど

もう出来ない


だから人は認めてくれる人を探す


僕を僕のままで認めてくれる人

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