存在

産声をあげた瞬間から

そこに命があって


けれど何年経っても

そこに人生なんてなくて


努力も結果も

風に吹かれて飛んでいってしまう


何も生み出せないくせに

ただ命を浪費して

ただ消費して


何も吸収できないくせに

何も返せないくせに

身勝手に求めて

奪って


どうして命があるんだろう って

どうして生きてるんだろう って

どうしてこんな人生になったんだろう って


自分の存在って

自分の人生って

なんなんだろう って


答えのでない自問

それは自答できない


その問いを共有し

共に苦しみ

共に闘って

初めて答えを生み出せるのだろう

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