劣等感
人には それぞれ違うところがある
性格 外見 頭の良さ 要領の良さ
みんな違う
「みんな違うから それぞれの良さがある」
確かに その通りだ
だがときに その違いは比較を呼ぶ
そして比較は 優劣を呼ぶ
優劣は次第に 自尊心を殺し
心を蝕んでいく
「自分には優れた部分などない」
一度そう思うと その考えは心を包み
その冷ややかな温もりから解放されるには
長い年月が必要になる
こびりついた感覚に慣れた頃
今日も当たり前のように思う
「ああ、私はなんて駄目な人間なのだろう…」
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