寂しい

「寂しい」


その一言が出てこないのは


きっと 強がっているから

弱い自分を受け止めてくれるのか 分からないから


寂しいと思う自分がいる

自分の寂しいを受け入れてほしいと思う自分がいる



けれど


自分の寂しいは 人から見たら寂しいとは言わないかもしれない

本当は寂しくないのかもしれない

自分が寂しいと思い込んでいるだけかもしれない


そんな考えが数えきれないほど 巡っては去り


そうして今日も

「寂しい」

を言えないまま


寂しい今日を生き抜いて

きっと明日も 寂しさを抱えて生きていく

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