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092. 面影


かつて、宝石の中の人はこの星の旧支配者だった。

仲間を失い、この星を出て行った。


黙ってやり過ごそうとしていたらしいが、宝石の中の人は鳥に食べられ、大空へ飛んでいった。


私は海のど真ん中に取り残されてしまった。

こんな綺麗な星だ、どこかに歩いてみるか。

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