第12話

あるとき凜はボランティアで大学で数学を教える高山皐月と出会った。彼女は利発そうなハキハキとした女性で凜は出会った瞬間から

彼女に強い好奇心を覚えた。


凜「初めまして、私、巴凜と申します。」


高山皐月「初めまして、巴凜さん、お噂は兼ね兼ね。」


凜「うわー、すっごい計算理論ですね。」


凜は高山皐月の背後にある黒板の計算データを見て(泣)


凜「それに、高山さんっ。。すっごい美人。笑」


高山皐月「ありがとうございます。笑。」


凜「私も美人に生まれたかった(泣)」


高山皐月「貴方、とってもチャーミングですよ。」


凜「ありがとうございます笑」


凜はいくつか高山皐月の計算理論に質問を投げかけた。高山皐月は丁寧に答える。高山皐月との歓談は凜にとって刺激的で深い森に彷徨うような淡い不思議な透明さの思索があった。高山皐月も同様な感想を述べる。凜は我を忘れて夢中で質問する。高山皐月も必死に答える。


大学の昼休み告げる鐘の音がした。二人は我に返る。二人は笑い合った。


凜「高山さんお昼御飯。。一緒しませんか?」


高山皐月「良いですよ。笑」


二人は食事をしながら雑談に耽る。凜と高山皐月を不思議そうに見ている学生達に気づいて凜はにっこり笑う。二人は食後のデザートを食べながら、話題つきない事に凜は、また笑うのだった。


少し真面目な話しに話題が移り、凜は高山皐月のプライベートな事案について質問する。彼女はおずおずと答える。彼女は大学の学費を免除して貰っていた、だが、その対価として大学は彼女にボランティアで数学を教えることを要求していた。彼女は自分が勉強する時間が無いと凜に愚痴をこぼす。

凜は高山皐月のボランティアの免除を大学と交渉してもらうように山本教授に相談すると、高山皐月に告げるのだった。

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