第4話 この駅、何か異世界?みたいな

トンネルを抜けて、次に降りた駅は係員の居ない無人駅。他に降りたお客さんは居らず自分だけが、この駅のホームに立っている。


駅の周囲は山に囲まれて、商店もなければ民家ですら見当たらない。熊や鹿といった動物が突然、現れてきそうな雰囲気。


「ヴォー…グォー…」

遠くから、動物の鳴き声が微かに聞こえてくる。姿は見ていないので分からないが、たぶん大きい動物だと思う。  


分かりやすくこの駅を例えるなら、「ネットなどの都市伝説とかで出てくる、路線図に載っていない異世界の駅」が近いかもしれない。


しばらく、駅で他の列車の様子も見る。

後続の列車が到着して、扉が開いて閉まる。相変わらず、お客さんの乗り降りはない。

以上のことから、路線図には載っている駅の模様。


異世界の駅っぽい雰囲気を醸し出しているので、列車が来ないと人によっては恐怖や不安にもなるかもしれない。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る