124. 『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 勇者アバンと獄炎の魔王』13巻
ツンデレ褐色ヤンキーギャルはグッドデザイン賞。
◆『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 勇者アバンと獄炎の魔王』(13)三条陸/芝田優作
仲の悪いベルクスも「狙い」は一致。そのアバン先生は、ヒュンケルを連れて懐かしき港町サババへ帰還。旧知のディードックさんを加えて、勇者・戦士・船乗りの三人パーティで「怪人島」へ乗り込みます。
ヒュンケル発案の荒っぽい手段による上陸も痛快でしたが、直後に登場した新キャラのインパクトがすべてを
褐色ヤンキーギャルの案内で武器マニアとご対面。早速気に入られたアバン先生は、秘蔵のコレクションを使いあらゆる武器術を体系化。まさに天才の所業です。それに難なく付き合えるシュプレの戦闘センスも大概なわけですが。
ヒュンケルとシュプレのショタおねコンビもバランス良し。魔鎖タークスの奇襲からシュプレを守ったヒュンケルでしたが、無事かと問われて「指は全部ある」と即答できるのは覚悟が決まりすぎです……!
魔鎖・魔弓コンビを相手取るアバン先生の啖呵が相変わらずカッコイイ! 島に設置された武器収納ギミックも相まって、アクションシーンの興奮も高まります。武芸百般は伊達じゃありません。
アバン先生をアシストするヒュンケルは戦闘力のみならず、鋭い判断力も一番弟子に相応しい卓越ぶりです。シュプレの能力や祖父との関係を見抜き、彼女を奮起させる場面からは、すでに将の器の片鱗さえ窺えます。
弟子が弟子なら先生も先生で。魔鎖・魔弓の思惑を戦いながら見破る慧眼たるや、大魔王が恐れるのも納得です。逆上する敵にシュプレ会心の一撃! 逆転のアバンストラッシュは伝家の宝刀ならぬカールの名刀で!
敗走したタークスを待っていたのは同僚たちの「総意」でした。抜け駆けは確かに許し難いですよね……とは思いつつ、ベアーチェ怖すぎだろ!(本巻冒頭シーンと見比べながら)
今回のエピソードは、後のアバン流完成につながる重要ポイントであると同時に、古くからのドラクエファンを歓喜させるサービスも満載でした。
グノータ所有の武器コレクションに、攻略本やファンブックでおなじみの公式ビジュアルが数多く採用されていたことを気づかれた方も多かったはずです。
それから、ゲストキャラのシュプレにも既視感を覚えた読者がそれなりにいたと推測。とくに印象的な形状の兜は、往年のアニメ『勇者アベル伝説』のデイジィのそれを思い起こさせます。
グノータとシュプレは揃ってリアクションも表情も豊かで魅力的なキャラでした。いつか(何なら魔界編でも!)再登場してほしいと願うばかりです。ヒュンケルと仲良く再会して歯ぎしりするエイミさんとか見てみたい(笑)。
味方サイドもいいですが、敵サイドの方もベアーチェに抱っこ(?)されてるフーガの図が
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