53. 『ワンパンマン』31・32巻

 前巻の感想を書いていなかったので、あわせて軽く触れようと思います。



◆『ワンパンマン』(31)ONE/村田雄介


 ホームレスていとの心理戦(?)に続いて、仲間たちの期待を一身に背負うキングの心労は如何いかばかりか。隙あらばゾンビマン×童帝どうてい。糖分の意味が変わってきます。


 バングとガロウの師弟対決は相討ち? 師の危機を狙う大総統を許すまじとガロウが奮起。その陰でひっそりとホム帝は没シュートさようなら。


 炸裂するキングの煉獄無双爆熱波動砲(←何で予測変換出てくるの!?)。ボロボロのジェノスへと真っ先に駆け寄るサイタマ氏……こちらの師弟も尊い……。




◆『ワンパンマン』(32)ONE/村田雄介


 ムカデ仙人との戦いよりもタレオ少年の身の安全を心配してしまうガロウ、怪人に向いてなさすぎます。金属バットとの連携はヤンキー漫画みたいで熱いですね。


 一方でC級ヒーローたちの活躍にもスポットが当たるのがこの作品のいいところ。それにしても負傷中のセキンガルさん色っぽすぎません?


 スリム化豚神さんの肩出し、アマイマスクはプリ尻丸出し。これはサービスショットということでよろしいか?



 ガロウの回想でニガムシ先輩再登場は地味に嬉しい。ムカデ打ち上げからのエクストリーム瓦割りキマッタァ! ガロウの感情の矢印が完全にバングに向いてるのがいいですね~。

 その後ガロウは改めて宿敵サイタマと対峙するも、力の差は未だ如何いかんともし難く。



 理想の絶対悪を体現する怪人として、ガロウはタレオと再会しますが、かけられた言葉は真逆の「ヒーロー」。あくまで怪人に固執し駄々をこねるガロウおじさんの暴挙を止めるのは、サイタマをおいて他におりません。


 番外編は、そんなサイタマを狙う宇宙の脅威……はお約束の末路でした(笑)。

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