夏空が眩し過ぎるから 光に融けて 青に揺蕩う

 もう何日目だろうか、ずっと晴れた日が続いている


 連日の猛暑でHPたいりょくはガリガリと削られ、何をするにもやる気が失せる


 何処か涼しい所へ安らぎに行きたいが、部屋から出るのも億劫だ


 兎に角、無気力なのだ


 そして、その無気力の理由はわかっている


 ただ、わかっていてもどうにもならないだけだ


 もう、2週間も彼氏から連絡が無い


 メールは遣り取りしているから、元気で生きているのは知っている


 でも、電話がない


 生存確認レベルの、挨拶程度のメールばっかじゃあ物足りない、声が聴きたい


 こっちから掛けても何故か出てくれないし


 恨めしそうに、窓から見える如何にも夏真っ盛りといった青空を眺める


 幾度となく見た空の元で、また会える日はいつになるのだろうか


 どうにもならない事を考えても仕方ないのだが、同じような夢想が頭の中を ぐるぐる ぐるぐる して


 また、青空を眺める




 彼からの連絡は、まだ無い


 

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