番外 お兄様がマゾ音声なんて聞くはずがない
アリサとお兄様はいつも同じベッドで寝ている。お兄様は私が眠りにつくまで向かい合って優しく話を聞いてくれる。
お兄様はアリサの髪をよく撫でてくださる。お兄様は眠くなってくるとアリサの金色の髪を親指で撫でながら「本当にアリサの髪は綺麗だなぁ」と褒めてくださる。アリサは頭を撫でて欲しいけど、そんな
今日は帰りが遅くなったからかお兄様の元気があまりない。また、お母様がお兄様にちょっかいをかけたのだろう。それにいつにも増してお兄様の匂いがとても強い。そばに居るだけでミルクのようなお兄様の汗の匂いがして頭がくらくらしそうだ。
お兄様のベッドでお兄様と一緒に寝るとお兄様に支配されているみたいで下腹部から熱いものが込み上げてくる..
でも、今日はやらないといけないことがある。アリサは昂る欲情を抑えて、お兄様が眠りにつくのを待つ。
アリサが囁くほどの声で今日あった出来事を適当に話していると、お兄様は疲れからかすーすーと寝息をたて眠られた。寝顔のお兄様を愛でたいのを我慢してアリサはお兄様のスマホを開く。パスコードはアリサの誕生日♩本当にアリサのことが好きなのですね❤︎
ブラウザの履歴からいかがわしいサイトへと入る。
「確かパスワードの紙はここに.......ありました♩」
アリサとお母様で共有している監視アプリでお兄様が隠したパスワードの書かれた紙の在処は筒抜けだ。
サイトもなんなくログインする。
「どれどれ.....ふーん」
お兄様が聞いていらした音声ファイルを見つける。お嬢様が罵倒する作品、アリサからかけ離れた穢らわしいメスの音でなくてよかった。
ですが、こんなの聞かなくてもお兄様が望めばアリサがやってあげますのに....
お兄様に害がないかアリサも聞くことにした。他の女がお兄様の鼓膜を汚している時点で有害ですが、
10分ほどの作品でお嬢様に扮する女が説教をし、お仕置きと称して手や足にキスを強要させるという内容だった。
『ふふっこれであなたは私のもの....私ね、実はずぅっとあなたのことが好き.....カチッ
アリサは途中で再生を止めました。
こんな有害なメスの声、お兄様に聞かせるわけにはいきません。
本当はフィルタリングのリストに入れて2度とお兄様の視界に入れないようにしたいのですが、そんなことをしてはお兄様にバレてしまいます。
この音声はアリサが家にずっと付きっきりでお兄様といれば聞かれることは阻止できます。あとは
アリサはベッドに寝転び、伸琉の耳元に這い寄る。
「お兄様、好き好き❤︎だーい好きです❤︎他の女はみんな敵...お兄様の味方はアリサだけ❤︎アリサの声だけ聞いて、アリサのことだけ見ていてください❤︎お兄様お兄様ぁ...」
アリサはお兄様の可愛い寝顔に耐えきれず鼠蹊部をさわさわと触れる。お母様に管理されて自由にセルフプレジャーもできなくなってからは、アリサは太ももの付け根を撫でるだけで感じてしまうイヤらしい愚妹になってしまいました❤︎
「お兄様の寝顔でシテしまうこんな妹で申し訳ありません...❤︎お兄様ぁ..」
アリサは体を震わせてベッドに軽くシミができた。その後アリサは伸琉の寝顔や寝息を聞いて何度も何度も自分を慰めた。
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