第12話
探索者生活410日目
オークって最初は強大に見えたけど、実際は攻撃さえ当たらなければどうおいうことはないし、当たったとしても受身さえ出来れば、追撃が来る前に対処できる。
「オーク4匹か、、、。いける気がする。」
オークが4匹。あいつらは魔狼と違って感知能力が低いから、必ずと言っていいほど先制攻撃できる。
ボウガンで、1匹ずつオークを殺し、残り一匹となったオークを投げナイフで牽制しながら、槍で首を一突きで殺す。
やっぱり、オークってあんまり強くない。僕のステータスが敏捷が高いからって理由もあると思うけど。
そろそろ,7層に潜ってもいいかもしれない。
そう思ってた時、目の前にオーガが現れた。
逃げた。全力で逃げた。が、追いつかれた。追いつかれてしまった。
(よし、逃げれない。倒そう。)
腹を括らないといけない。今まで、自分より弱い魔物しか倒してこなかったけど、しょうがない。これはどうしようもない。
目を瞑り、プロテクターに引っ掛けているスタングレネード(探索者協会申請済みでホームセンターに売ってた。)を起動させ、逃げながら、相手のいた方向目がけて、ボウガンを連発する。
「ガガガ!!!」
身長は2mを超えるオーガだ。とても迫力のある雄叫びをあげる。
ほんの数秒、オーガより視力が早く回復した。
ボウガンの弓ではうまく急所に当たらない。全力で槍で、喉を突く。
「がァァぁ!!!」
オーガは残る力を振り絞って、喉を突かれながらも特攻してくる。
そのオーガめがけて前蹴りをかます。
オーガは、その攻撃に対応できずに絶命し、灰になり魔石(1500円)を落とした。
「はぁ。オーガとの戦いを予想して準備しておいてよかった。今日は、疲れたし帰ろ。」
ダンジョンに入って、何度目かになる死闘(僕基準)を終え、帰宅する。
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探索者生活411日目
ステータス
レベル13
攻撃70(+10)
防御58(+5)
器用56(+5)
敏捷81(+20)
魔法24(+5)
スキル 逃亡攻撃(敏捷,攻撃補正)生き残り(全ステータス補正)
卑怯者(敏捷補正)逃げ腰(敏捷補正)
魔法 装備強化
ようやく、魔法のステータスの使い道が生まれた。
装備強化の魔法なんて、遅くとも半年で覚えられるらしいんだけど、僕は1年以上かかってしまった。ちなみにこの魔法は近接装備にしか意味がないらしい。
この魔法のイメージとしては、体内にある魔力?を装備に纏わせるらしい。
当たり前だが、うまく扱えるらしい。
とりあえず、ゴブリン相手に試すことにした。
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