🎲夏休みにTRPGやろうぜ!🎲 隣の家の幼馴染2人を呼んで遊んだら2人共甘えてくる
バンブー
ゲーム準備
⚀話 TRPGやろうぜ!(夏)
青白く光る液晶画面。
パソコンから流れる紙芝居のような漫画イラストの静止動画。
無線のヘッドフォンから複数人の談笑が音漏れしている。
『それでは、ダイスロールをお願いします』
『いくぜ! 俺が皆を守るんだ!』
カラカラと2つのサイコロが転がる音がヘッドフォンの中で響く。
『……
『ああああああ嘘だそんな事オオオ!』
『
『なるほど……それは確かに説得の余地がありそうなので許可します』
『いけえええ! 俺は話している間に一生懸命、剣を引き抜いておくよ』
『ダサイ……』
数人の笑い声が聞こえるなんとも楽しそうな動画を見ていたダイチは呟く。
「面白そう……」
ヘッドフォンを首にかけ、立ち上がるとゲーミングチェアが転がっていく。
「俺は……今……」
寝不足気味にも関わらず、
「物凄く、TRPGが……やりたい!!」
ダイチは電気の付いていなかった暗い自室のカーテンを開く。
朝日が部屋に充満し、光る先の窓を開けると目の前には更に窓があった。
ムワッとする暑い空間とセミのコーラスを突破し、ダイチは容赦なくその窓も開きピンクのカーテンをどかした。
「マユミ!」
「ッ!?」
カーテンの先の部屋には下着姿で肉付きが程よく良い癖っ毛気味のセミロング女子が1人。
「だ、ダダダ、ダイちゃん!? ダ、ダメだよ! いつも言ってるけど今着替え中だから勝手に入んないで……あ」
着替え中だったというマユミは、耳まで真っ赤にして肌を一生懸命隠そうとする。だが、あろうことかブラを放してしまいヒラリと床に落としてしまった。
「すまんマユミ……それでさ、今日暇か?」
「い、今!? 今この状況で聞くの!?」
ダイチは慌てた様子も無く部屋乗り込み、落としたマユミのブラをヒョイっと拾い上げる。
「もし、暇なら付き合ってくれないか? マユミと……あと、リッカにしか頼めないんだ」
彼は拾ったブラを彼女に差し出す。
「夏休み最後にかけて……一緒にTRPGをやろうぜ!」
「いいから出ていって!」
〈幼馴染のマユミが仲間に加わった〉
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