無意識の衝動と私の闘い

白鷺(楓賢)

本編

日常生活を送る中で、私はしばしば無意識に余計なことをしてしまう癖があります。悪事を行ったり、悪口を言ったりするわけではありませんが、その瞬間は何も感じず、後で我に返ると「ああ、また余計なことをやってしまった」と後悔するのです。


例えば、壁に貼ってある紙が気になって剥がしてみたり、氷を砕いたり、特に理由もなく行動してしまいます。やっている間は無意識で、後でその行動の無意味さに気づき、何度も自分を責めることがあります。


こうした無意識の行動は、普段なら起こらないミスや、判断力の欠如を引き起こし、さまざまな影響をもたらします。私自身、この衝動を抑えようと強く念じ、迷惑をかけないように心がけてはいますが、完全に克服することはできません。結果として、時折、揉め事に巻き込まれたり、孤立したりすることもあります。


この癖について医師に相談したところ、発達障害と関係があるかもしれないと言われました。発達障害は私の一部であり、この無意識の衝動もその一部かもしれません。それを理解し、受け入れることが大切だと感じています。


この問題を抱えていることで、私は多くの困難に直面してきました。しかし、逆にそれが私の個性であり、私を形成する一部であると捉えることで、自分自身を少しずつ受け入れることができるようになりました。完璧ではない自分を認め、他人に迷惑をかけないように気をつけながら、自分のペースで進んでいくことが、私にとっての課題であり、目標でもあります。


このエッセイを通じて、同じような悩みを持つ人たちに少しでも共感や勇気を与えることができればと思います。私たちは皆、誰しもが何らかの困難を抱えながら生きています。それを乗り越え、自分自身を受け入れることが、真の強さだと信じています。

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