夏の縁(なつのえん)ー盆の再会、夏の終わりと始まりとーへの応援コメント
野沢 響さま
こんにちは。こちらこそ、拝読するだけで終わっていて申し訳ありません。
夏衣さんが口を開くシーンに驚きました。夏衣さんは芙蓉さんのことが心配で、彼女を見守っていたのでしょうか。突然断ち切られた自分の人生に対する未練、恋人に対する執着もあったと思いますが、彼女を思う卓海さんという生者の登場に、それらの気持ちをすべて背負ったまま消えていくことを決意したのですね。そこに至るまでの葛藤とその決意の固さが、声を上げるという、幽霊には珍しい行動に現れているのかなと感じます。
亡くなった存在だとはいえ、いくつもの未練にとらわれてこの世に残った人が、自分の無力さを思い知らされ、誰より大事な存在を自分以外の誰かに託すというのは、想像もつかないほど辛いことでしょう。芙蓉さんを幸せにさせてあげたいという夏衣さんの悲願を知った卓海さん、芙蓉さんを悲しませないよう、ゆっくりと彼女に新たな人生を歩ませてあげられるといいなと思います。
芙蓉さんと夏衣さん、卓海さん、名前もそれぞれにぴったりで美しいなと思いました。
読ませていただき、ありがとうございました。
作者からの返信
佐藤様、こんばんは。
目を通して頂いただけでも嬉しかったのに、コメントまで!
わざわざすみません。ありがとうございました。
夏衣がしばらく黙っていたのは、卓海がどんな人物なのか見定めるためかもしれません。
芙蓉のことが心配で、自分が幽霊になっても守っていきたいという気持ちも大きかったと思います。
それを踏まえても、確かに夏衣の行動は珍しいかもしれません。
芙蓉には夏衣の声も聞こえなければ姿も見えないので、思いきって彼女の夢の中に出現するという行動に落ち着きました。
夏衣にとって卓海の存在は認めたくない存在でしたが、芙蓉のこれからを考えると少しずつ考えが変わっていって、卓海に自分の恋人を託すことになりました。
芙蓉に新しい人生を歩ませてあげられるといいなと言ってもらえて嬉しいです。
卓海が関わっていくことで彼女も少しずつ前を向いていけると思います。
人物の名前は考えるのに苦労しました。三人とも夏らしい名前にしたいと思い、何度か変えてそれぞれこの名前になりました。
夏衣はそのままで変わりはありませんが、卓海は最初違う漢字だったり、芙蓉は全く違う名前でした。
こちらもぴったりで美しいと言ってもらえて嬉しかったです。
こちらこそ、ありがとうございました。
重ねてお礼申し上げます。
夏の縁(なつのえん)ー盆の再会、夏の終わりと始まりとーへの応援コメント
コメント失礼します。
夏といえば「墓参り」ですね。
一条さん、事故で亡くなったため、未練がたくさんあったんですね。
芙蓉さんも、気持ちの整理なんてなかなかつかないですよね。
誰も知らない芙蓉さんの一面。
煙草の香りと夏の蒸し暑さが伝わってくるような描写からは、寂しさと哀しさを感じます。
芙蓉さんが少しずつ前へと進めていけたらと思います。
作者からの返信
篠崎様、コメントありがとうございます。
テーマが「夏」だったので、どんな話にしようと考えた時に頭に浮かんんだのが「お盆」と「墓参り」でした。
実は数年前に考えたお話を設定などを少し変えて書いたのが本作です。
一条には未練が、芙蓉には戸惑いが残った形になります。特に芙蓉は残された側なので、気持ちの整理は二年経ってもつかないままでした。
芙蓉の一面なのですが、最初喫煙者の設定ではありませんでした。
書き進める途中で気付いたら喫煙者の設定に。
執筆をしている時に描写がちゃんとしているか不安になるのですが、寂しさと哀しさを感じてもらえて良かったです。
芙蓉のその後を思って頂いて嬉しいです。少しずつですが、確実に前に進んでいきますよ!
素敵なコメントをありがとうございました。
夏の縁(なつのえん)ー盆の再会、夏の終わりと始まりとーへの応援コメント
コメント失礼します。
夏はお盆があるせいか、生者と死者が「近い」季節だと思います。
こちらのお話は、その季節感がよく出たお話だと思いました。
死者は生者に想いを託し、逝く。
格好いいです。
面白かったです。
ではではノシ
作者からの返信
四谷軒様、コメントありがとうございました。
おっしゃる通り、夏は生者と死者の距離が「近く」なるかもしれませんね。
その季節感がよく出たお話と言って頂けてとても嬉しいです。
死者である夏衣と生者である卓海が、お互い抱えている気持ちを吐露する場面は何としても入れたい場面でした。
この人なら信頼出来ると感じたことで想いを託して、安心して逝けたのだと思います。
格好いい、また面白いと感じて頂けて嬉しさが込み上げています。
こちらこそ目を通して頂きありがとうございました!
夏の縁(なつのえん)ー盆の再会、夏の終わりと始まりとーへの応援コメント
芙蓉さんに夏衣さん、名前が素敵だなぁと思いました。
卓海くんの人柄が夏衣さんにも認められたんですね。
芙蓉さんと話している時の卓海くんの様子を想像すると、なんだか微笑ましくなってしまいます(´ω`*)
いつか芙蓉さんも卓海くんの前で煙草を吸うのかな、と思いました。
野沢さん、ありがとうございました。
作者からの返信
未来屋様、コメントありがとうございます!
名前が素敵と言って頂いて嬉しいです(^^)
人物の名前を考えるのが大変でした。卓海、芙蓉、夏衣の三人は夏っぽい名前にしたいと思っていましたが、なかなか決まらず。
漢字を変えたり、今の名前と全然違う人物もいたりします。
卓海の人柄と彼女を純粋に想う気持ちがちゃんと夏衣に伝わってよかったです。
芙蓉と話す卓海は自分が思っているよりもニコニコしていますね。私も微笑ましくなってきました( *´艸`)
そうですね。芙蓉もいつか卓海の前で煙草を吸う日が来るかもしれません。
こちらこそ、素敵なコメントをありがとうございました!
夏の縁(なつのえん)ー盆の再会、夏の終わりと始まりとーへの応援コメント
真冬に読むのに、夏を感じました。
一条さんは、あえて姿を見せたように感じました。
1人の女性を思う、2人の男性。
もう、届かない人と、手の届く人。
不思議でステキな対比でした。
作者からの返信
宮本 賢治様、こんにちは。
コメントありがとうございます。
夏を感じていただけてよかったです。
宮本様がおっしゃるように、一条はあえて姿を見せています。今のままでは何も変わらないという思いからの行動ですね。
卓海の前にも芙蓉の前にも現れて自分の意思を伝えています。
不思議でステキな対比と言ってもらえて嬉しいです。思い入れの強い作品でもありましたので。
読んでいただきありがとうございました!