つける前。(湊音とジュリの場合)

仰向けになって湊音は放心状態である。まだジュリにリンパマッサージを受けていただけなのに。

ジュリが覆い被さると湊音はまどろみながら頭を撫でてキスをする。

ゴロンと湊音が反対にジュリに覆い被さりハグをする。それだけでも幸せである。

ジュリの首筋にもキスをして胸元にも唇を這わせる。

「ちょっと待ってて」

と湊音は用意しようとすると

「はい」

ジュリがもうそれを手に持っていた。

「さすがジュリ、はやい」

湊音は受け取った。

「早く」

「急かすなよ」

「はーやーくー」

「ハイハイ」

「はーやーくー」

「お待たせ」

「遅すぎ、バーカ」

湊音はジュリを抱きしめた。

「ジュリにそう言われるの好き」

「このど変態ドMがっ……んっ……」


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