所謂、女性遍歴?
夢美瑠瑠
第1話
JKの隠語、というのがあって、詳しいわけでないが、「激おこぷんぷん丸」というのが、「腹が立つ」ことをふざけて言ったりする。らしい。
これは…最初わからんかったが?それぞれを考え合わせていると、なんとなくわかってきた…少し「葛藤のある」「面はゆい」表現を並べているのだ…たまたまうちにきたことのある20歳くらいの女性が、「”おこ”だったよ」と、腹の立つ経験を話していたが、故事来歴については無頓着だったと思う。このおこ、は「烏滸」で、とか説明しだすとややこしくなって、無意味なことなので時間の無駄だが。
余談でしたが、そういうののうちに、「童貞」というのがある。Virgin Boy のことで、「処女」と好一対?
本来はそうですが、隠語なので含みがある。
結婚した相手や、玄人の女性は別らしいのです。だから、中村草田男という俳人がいて、「虹に謝す妻以外女知らず」という句を詠んでいたが、この場合に草田男さんは「童貞」ということになる、らしい。(ちなみに、この雅号の来歴は「腐った男」と、ののしられたことから来ているらしい。二葉亭四迷、とかと似たようなことか)
で、ボクも未婚で、「童貞」です。
が、「経験」はある。「モテない君」というテレビ番組があったですが、典型的な「モテない君」人生だった。
ゆえに、か?女性に余計に執着があって?憧憬の念も強い。往々にして理想化する。最近亡くなった西村賢太さんという作家は、「中卒で働いていて、だから女性経験だけは負けたくないので、風俗に走った」ことを述懐していたが、まあボクもこういうタイプなのです…褒められたことではなくて邪道の生き方とは思う。が、本当に童貞というよりは、対女性においても人聞きがマシだろうか。
で、前置きが長くなって、あまり意味がない、綴り方の練習なのは毎度のことだが?本題に入ります。こういう場合は、閑話休題、と書いて、「それはさておき」とルビを振ったりする。
で、大まかに数えてみると、50~100人近くの玄人の関係の人とカンケイした。最初はかなり細かく記憶していたが、だんだん曖昧になった。だいたい挿話記憶が弱くて、過去のエピソードが断片的なことが多いです。
幼少期の、性的な色合いのエピソードというのも色々あり、そういうのを書いている人もいる。室生犀星の「性に目覚めるころ」もそうだし、森鴎外の「ヰタ・セクスアリス」もそう。
風俗作家というのか、イロゴトの関係のことがメインになっている、ポルノ作家というのも多いですよね?性の目覚め、がボクはそういうポルノプロパー?の作家の比重が高い。川上宗薫さんとか宇能鴻一郎さんとかです。実体験は疎らな処女の少女の陰毛みたいにしかないですが?その分イマジネーションのそういうポルノが「
で、自慰の記憶とかもいろいろあって、思春期途上から種種雑多な文学とかを読み始めたので、それとないまぜになって、だんだんに現在の自分という、ややこしい、特異な?人格が構成(というか破綻というか)されてきて、そういうことをぽつぽつと語れて、読んでもらえる場とかも与えられてきたので、また例に倣って、貧弱な記憶の断片のつぎはぎの落穂ひろいをしていこうと思う…
で、「女性」と邂逅するまでの自分は、なんというか「明治維新」、「文明開化」以前の封建社会?という感じで、なにごともはるかに未熟でもっとなんかくだらない感じだったと思う。
江戸時代にはそれなりの良さもあるように、ほんとうに童貞だったころにもよさはあるとも思う。イマジネーションの中の性愛に抱いていたheavenly なtaste というか、夢の中で理想的な女性と密に触れ合っていた時とかに(たぶんあったとは思うのですが?)身も心もとろけあうような蜜月というものを体験する…現実にはいつもそう好首尾にことが運ぶとは限らず 、蹉跌や失敗だらけです。
が、メニューやレシピを見ていても味は分からず、料理を作れるようにもならない。
習うより慣れろ、で、女性と触れ合う経験を重ねてきて、やっと社会とか人生そのもにもそこはかとない自信みたいなものも芽生えつつある…
片〇な人生遍歴から、その名残り、残滓からは相変わらず脱却できないが…
<続く>
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