私が地獄から戻るまで。(双極性障害を患ったお話)

西奈 りゆ

ごあいさつ

初めましての方も、そうでない方も、初めまして(なんじゃそりゃ)。

西奈にしなりゆと申します。


突然ですが、『保護室』に入った経験はおありですか?

私は2回あります。警察署のですが。


便宜上一部を省いていますが、このエッセイは、専門職だった私が双極性障害を発症し、病気の中さらに資格を取得するも、何度かの転職の末生活は破綻寸前まで追い込まれ、地獄をみたお話です。

付け加えればその結果、紆余曲折を経てそれぞれの資格を活かす道を断念し、現在の福祉就労に至るまでを綴ったもの・・・・・・になる予定です。


時系列的に網羅するというより、断片的に必要そうな、あるいは書きたくなったことを書こうと思います。


また、その際は治療に関してもですが、現在利用している制度情報についても、可能な範囲でお知らせできればと思います(ご存じのとおり、こういった制度は『申請主義』なので、必要な方がいらしても、その方に知識がないと利用できないという矛盾があります)。


双極性障害は現代医学では完治が困難な病気のうえ、現在の状態は『寛解』(長期において安定している状態)とは違い、行きつ戻りつの治療中なので、いわゆる『ハッピーエンド』は期待されないほうがよいかと思います。


とはいえ、こうして本作や別作品を掲載しながら生活もできているので、バッドエンドというわけでもありません。そもそも、まだまだ生は続いていくのですから・・・・・・。なので、医学的・心理的な『回復』についても、どこかで書くことができればと思います。


冒頭、警察署のことを書いたのには、交通免許も持っていない自分が警察署の、それも保護室に入るなんて、(当たり前ですが)想像もしていなかった。

その『まさか』が、どこにでもいる一般人に起こり得ることであることをお伝えしたかったからです。

また、別のところで書きますが、双極性障害は早期治療が必要ですが、専門家であっても診断を確定させることが困難なうえ、診断次第では悪化してしまうという非常にやっかいな特性を持っています。そうした諸々の事情を記すことが何かに明確に帰結するわけではないのかもしれませんが、今はとりあえず書いてみようと思います。


他作品とは別のかたちで、読者様との出会いがありますこと、

あるいは当事者の方や近縁の方にとって、少しでも有益なことが書けましたら、幸甚です。


連載の体はとっていますが、更新頻度は高くはないだろうと思います(私の作品全般がそうなのですが💦)。

ですが、ご質問等ありましたら、(便宜上、順不同ですが)可能な範囲で、本作の中身に反映させるかたちでお応えできればと思いますので、コメント欄でお伝えいただければと思います。


表題、「私が地獄から戻るまで。」は、「戻ってきた」という意味ではありません。

どちらかというと、「戻るまで生きる」といった意味合いで受け取っていただければと思います。


長々と書いてしまいましたが、もしご興味や期待をお寄せいただけるようでしたら、

応援をよろしくお願いいたします。

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