陰謀論VS陰毛論VSダークラ◯

愛なんだ

第1話 主人公の友達が陰謀論派のスパイです。

 「あー諸君聞こえるかね。私だモジャールだ。この度は、とある事で会見を開いている。どうやらテレビとかスマホにも映ってそうだな。今日ベッドで寝てる時に夢でお告げを受けたんだ。それを今日発表させてもらう。その名は「陰謀毛ダーク論」だ!!」


 ちゃららららーでゅーんだだだだだーん(音楽)


    陰謀論VS陰毛論VSダークラ◯

        (タイトル)


 時は2XXX年、日本は元首相ジャングール・アソコ・モジャール氏が陰謀毛ダーク論を唱えたことにより、内部戦争が起きてしまった!そして、「陰謀論派(関西方面)」「陰毛論派(関東方面)」「ダークラ◯派(東北方面)」の三つに国が分断されてしまうのであった...!

 その肝心な「陰謀毛ダーク論」とはじゃんけんをする際に、「陰謀論」「陰毛論」「ダークラ◯」の内どれかを叫べば勝率が格段と上がるじゃんけん大国の日本にとって、自身の生命にすら関わる生命の神秘の確信を突いた考えであった。

 最初の三日こそは皆、陰謀毛ダーク論の自身が思う最強の言葉を叫び日々を生きていたが、次第に、陰謀論が最強だなど、我こそは陰毛論など次第に陰謀毛ダーク論は日本人の争いの火種となり、翌日には国が三つに分断されてしまうのであった。

 そして、首相だったモジャールはそれぞれの始祖だと3勢力から崇められることになるのであった。

 あれから時は過ぎ10日後、ようやく物語が動き出す。

 のどかな昼下がり、よく見ると小太り、低身長がこちらへ駆けてくる。

 「はぁはぁ..俺は陰毛はぁ...論派のオレハ・ソチンネ(名前)!どこはぁ...にでもいるしがない30のニートはぁ..さ!」

 ソチンネは息切れしながらこちらに駆けてくる。そして、俺の顔を見るや否や笑顔で話しかけてくる。

 「はぁ...遅れてすまんぞバルハラ氏!」

 「いや、私も今来たところだ。問題ないゾ」

 同類だ。

 まあまあ身長高くて臭い彼はソチンネの友人のバルハラだ。本名よりネットの名前の方が呼ばれた回数が多いからそっちに名前を変えたらしい。ちなみに風呂は毎日入ってる。

 二人は今駅前にいる。もちろん当たり前のことだが、辺りには陰毛論と叫びながらじゃんけんをしている人がウジのようにいる。

 これが陰毛論派の日常なのだ。無論、それぞれの国に行けばそれぞれの言葉を叫んでいるぞ。当たり前なことを説明させないでくれるかな?

 ソチンネはバルハラの顔をもう一度見て興奮する。

 「今日はカラオケオフですな!たくさん歌いますよ!」

 「あぁ、そうだなゾ」

 バルハラも笑顔で返事をする。

 二人はオンラインゲーム「マタノスケ」で知り合いそこから三年の仲である。今日二人はカラオケで日々のストレスを発散しに来たのだ。

 しかし、事件は一曲目で起こる。

 「じゃあ私が先に歌わせてもらうゾ」

 「もちろんです!」

 バルハラは一曲にとある歌を入れてしまった。そしてその歌が流れる。


 🎵 陰謀論は世界一最高〜めっちゃ強い〜叫んで他をぶっ殺せ〜天下統一チンポ統一〜陰謀論の日本を築こう〜🎵


 バルハラは全力で歌った後ソチンネの顔を見る。ソチンネは絶望していた。なぜ陰毛論の国で陰謀論の国家を歌っているんだと。絶望は怒りに変わる。バルハラはやらかした顔をしてるあちゃーってやつ。

 「バルハラ氏!もしかして陰謀論派のスパイだったんですか?だとしてたら何をやってます!」

 「ははは、すまないゾ、ソチンネ。私は陰謀論派のスパイゾ。間違えて歌ったゾ。曲検索できるのが悪いゾ。そして私はスパイだけではないゾ。私は陰謀論を伝承できる陰謀論者であるゾ。」

 バルハラはそう言うとバッグから一冊の本を取り出し、開く。すると、本から炎が現れる。

バルハラがソチンネの方にはらうジェスチャーをした瞬間炎がソチンネに飛んでいき、陰毛にクリティカルヒット!

 カラオケの個室は狭いから絶対当たるぞ。

 「私の能力は陰謀論の本から炎を飛ばす能力ゾ。そしてその能力を使える人間の事を「陰謀論者」と呼ぶゾ。悪いなソチンネゾ。私は陰謀論の方が好きだったんだゾ。陰謀論で国を統一したいゾ。」

 「バルハラ氏...信じてたのに...それに俺の自慢のちんげを燃やしてやがって!許さないっ...!」

 ソチンネは自身に残された陰毛を直で確認する。

 (12本か...)

 ソチンネに残されていた陰毛はたったの12本だった。

 「残りも燃やすゾ!ソチンネ!全ては日本陰謀論統一のために!ゾ」

 バルハラは炎を再びソチンネに飛ばす。

 「うわっ...!俺のちんげがっ...」

 「ちっ...後一本残ったゾ。燃やし切ってやるゾ。」

 バルハラがラストアタックをしようとしてくる。とりあえずソチンネは自分の陰毛を直で確認する。

 その瞬間!ソチンネの最後の陰毛が取れてしまう。

 「はははっ!自分で自滅したゾ...!!?何ゾ!?ソチンネのちんげが虹色に光っているゾ?」

 「こっ..これはなんだ?俺のチんげが虹色に光っている。」

 なんとソチンネの最後の陰毛が虹色に光始めたのである!

 「ようやく現れたわね!陰毛論者!!」

 ソチンネの陰毛は光ると同時にカラオケのドアが開き、謎の女が入ってくる。

 「誰ゾ?」

 「誰ですか?」

 「話しは後!そのちんげを上に掲げてこう叫ぶのよ!」

  『陰毛論!!』

 ソチンネと謎の女が叫んだ瞬間陰毛から陰毛論派以外だけが効く水素爆破が起きる。

 バルハラは跡形もなく死んだ。


第一話 主人公の友達が陰謀論派のスパイです。

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