指切りげんまん!
風鈴はなび
指切りげんまん!
ジリリリ…ジリリリ…
アラームの音で目を覚ます。
「ふぁ…あ…」
目を擦りながらベットから出る。
カーテンを開け、朝日を部屋に取り入れる。
「ん〜!晴れ!」
今日は一学期の最後、いわば夏休み前日というやつだ。もちろん朝から気分は最高潮。
さっきまで夢の中にいたのが嘘のように部屋を出てリビングに向かう。
「おはよ〜」
既に冷めきったトーストと置き手紙しかない机に向かって挨拶する、これが私の日常。
母は数年前に離婚し、父は仕事の都合上私が起きるより早く家を出て私が寝たあとに家に帰ってくる。そのためここ数年は父とろくすっぽ会話をしてない。
「いただきまぁす」
最初の方こそこの冷めたトーストに文句があったものの父の気苦労を知ってからは特段文句も無くなった。
もしゃ…もしゃ…
トーストの耳ってラスク以外の選択肢なくね?なんてどうでもいい事を考えながら朝ごはんを食べ終わる。
「ごちそーさま」
時刻は午前6時、今日は終業式ということもあり少し遅めに学校が始まるため後2時間ほど余裕がある。
スマホでお気に入りの曲をプレイリストから引っ張り出しながら洗面所に向かう。
歯磨きを済ませた後、洗顔を済ませて洗面所を後にする時には曲はとっくに終わっていた。
「はぁ〜」
ソファーに腰を掛けスマホの画面を流し見る。
ニュースの記事をサッと読み、SNSで腐るほど見かけた"今年の夏イチオシ!"の服を買いもしないのに見てみたり…気づいたら時刻は午前7時半、自室に戻り制服に着替えて家を出る。
「いってきまーす」
ガチャンと閉まる扉に鍵をして通学路を歩き出す。この時間でも学生服を見かけないのちょっと非日常的で面白い。
学校まではものの10分で着いてしまうので少し寄り道をしながら学校に行くのが私のルーティン。
「…おっめずらしっ」
学校の校門を通りすぎて少し歩いたところにあるコンビニで見慣れない人を見つけたものだから思わず声が出た。
「…誰かと思えば奏多さんですか、おはようございます。」
上品な口調で挨拶をしてきたのは私の通う高校随一の天才にしてお嬢様、咲楽だ。
「おはよーさん。珍しい…というより初めて見たわ。ここに来てるアンタの姿を」
「えぇ初めて来ましたから、それより貴女こそ学校に行かなくて良いですか?貴女の住んでいる所からだと、わざわざ学校を通りすぎて来る形になると思うのですが」
「んでそんなこと知ってんだよお前は…」
「貴女が私に教えてきたのでしょう?」
"そうだっけか?"と返すと呆れたようにため息が返ってきたので笑って誤魔化す。
それよりなぜ咲楽がここにいるのかが不思議でならない。なんか必要なものでもあったのか?
「にしても…お前さんとコンビニで会うとはなぁ」
「…私がいてはなにか不都合でもありまして?」
「んなこと言ってねぇよ。ただ何買ってるのか気になってただけだ」
「…チョコレートを食べたくなったので買いに来ただけです。」
「ほーん…チョコレートねぇ…って」
"お宅にはこんなコンビニに売ってる物より高いのが腐るほどあるだろ!"と言おうとして咄嗟に口を閉じる。
「って…なんですか?なにか言いたいことでも?」
「いや別に?ただ朝からチョコレートは重くねぇのかなぁ…ってさ」
そう言うと咲楽は少しムスッとした顔でチョコレートをレジに運び会計を済ませる。
「…お昼に食べます」
少し不機嫌そうにコンビニから出ようとする。
おいおい…叱られた犬かよ!?
「なぁ咲楽…一緒に行こうぜ?」
せっかく会ったんだし、私も1人は少し寂しいからと横を通り過ぎる咲楽の手を掴む。
「…別にいいですけど手、離してくれます?」
勢いよく掴みすぎたのか咲楽は怒ってる。
「おっとすまん!よし…じゃあ行こうぜ」
「ホントに変な人…」
"なんか言ったか?"と問いかけても返事は無い。
まぁ一緒に行けることになったしいいけど。
そうして2人でコンビニを出て学校に向かう。
「それはそうと貴女、少しは口調には気を使いなさいな。仮にも乙女なのですから。」
「口調かぁ…そういや考えたこともなかったな。ずっとこれだし…」
確かに私は周りの女友達と比べても口調な荒い気もする。特段理由がある訳でもないがなんかこっちの方がしっくりくるからこうしてるのだ。
「別に直す気もないしなぁ…」
「なぜ?」
「なんかしっくりくるし、別に私がいいって思ってるもんを直す必要もないと思ってるからなぁ…」
他人にどう思われようがなんと言われようが自分の中に芯があるならそれを曲げるべきではないと私は思っている。小さい頃もよくそれで喧嘩になったし、中学校ではそのせいで先生に目をつけられていた。
「お前さんは逆に丁寧すぎるよな、もっと崩した感じで喋ればいいのにさ」
「…お父様に昔から言われていますので」
「そっか…まぁ本人がなんも思ってないならいんじゃねぇの?」
別に無理にとは言わない。人に強いることは良くないと幼い頃から父に言われてきたし、それはそうだと思う。
誰だって自分を変えろと言われたら少しは傷つくものだ。私は平気だけど
でも少し残念な気持ちはある…お嬢様言葉よりも普通に喋った方が可愛いと思う。
「……こんな感じ?」
「ん〜…ってえ?今なんて!?」
咲楽が今…言葉を崩したのか!?
「えっ…ちょ!もっかい!もっかい言って!」
「………早く行きましょう」
「えぇ?!頼むって!もっかいだけでいいからさぁ!」
それから咲楽は早歩きになって一言も喋ってはくれなかった。
学校に着き友人と喋りながら時間を潰し、開始の5分前に体育館へと向かう。
「えーこれより一学期の終業式を始めます。
まず最初に校長先生のお話です。」
「ふぁ〜あ…寝みぃ…」
校長先生の"ありがたい"話を聞いているとなぜだか眠くなってくる。"睡眠導入にすれば世界から寝不足も無くなるだろ"と思っていると気づけば夢の中だった。
とんとん…とんとん…
何者かに肩を叩かれる。
誰だよ人が気持ちよく寝てるのに…
「…なたちゃん…奏多ちゃん…!起きて…!」
私を起こしたのは隣に座ってる同級生。
どうやらもうすぐ校歌歌うらしく起こしてくれたらしい。
「サンキューな」
流石に在校生が全員立って歌うのに私だけ座って寝てるのは非常にまずかったのでとても助かる。
その後校歌を歌い終わって座ると、なぜか知らないが多分偉いであろう人が立っていた。
あの人どこかで…
「えぇ…最後にこの高校の卒業生にして、政治家の春波さんのお話です。」
春波って…確か咲楽の苗字だよな…?
もしかしてあのおっさんが咲楽の父さん!?
「こほん…えぇ皆さんまずは一学期お疲れ様でした。これから夏休みに入るでしょうが──」
ほぇ…あれが咲楽の父さんねぇ…
噂ですげぇとは聞いてたけどほんとにすげぇ人じゃん…!
でも咲楽ん家ってすっげぇ厳しいんだよな確かだけど…
外出は必要な時以外禁止、友人を呼び込むことは基本できない。
ホントかどうかは知らないけど、もしホントならやべぇよな…なんだよ外出禁止って。華の高校生だぞ?そんなのつまんなすぎるよなぁ…
私だった家出してるかもな…
「…というわけで皆さんも気をつけて夏休みを過ごしてくださいね」
話が全く耳に入ってこなかった…
まぁどうせ聞いても忘れてしまうからいいけれど。
「はぁ〜!夏休みだぁ!」
ホームルームなど特になかったため教室から出ながら背筋を伸ばし夏休みという事実に胸をときめかせる。
海は行こう絶対に。あとはプールも行きたいし花火も見たい…夏祭りの屋台巡りなんかもありだな…
宿題?そんなものは後でやればいい。今という夏は今年しか来ないのだから!
「ん〜楽しみすぎて困るな…!」
ワクワクしながら階段を降りていると咲楽の背中が見えたので数段飛ばして飛び降り、咲楽に声をかける。
「咲楽〜!今年も夏が始まったなぁ!」
「……えぇそうですね」
…思わず動きが固まる。いつもだったら、
"もう夏は始まっていますが?とか"飛び降りるのは危険ですからやめなさい"とか言ってくるはずなのに…
「んだよ咲楽は夏休みが楽しみじゃないのか?もしかして私が1人ではしゃぎすぎてるだけか」
「…そうです、はしゃぎすぎて怪我などしないように。お父様が話していたでしょう?気をつけて夏をお過ごしください。」
何かがおかしい。いつもの咲楽じゃない。
「咲楽…なんかあったのか?」
「────別に、何もありませんが」
そんな事言ったってこんな悲しそうな顔してるんだから心配ぐらいする。
なにかあるのだろうか?
…もしかして父さんのことか?
「なぁそういえば父さんがこっちに来るのってめちゃくちゃ久々じゃないか?」
「…!そう、ですね。一昨年から海外で仕事をなさっていたので」
ようやく合点がいった。
そうか咲楽は父さんが帰ってくるのが怖いのか…噂通りの人だったら確かに咲楽が夏を楽しみにしていないのも頷ける。
「…お前、父さんとなんかあったのかよ」
「なぜ貴女がそんな事を気にするのですか?別にそれを知って貴女になんの利益もないでしょう…?」
「悪いけど気にするぜ、私は損得勘定で人と付き合ってないんでな。おい咲楽なんかあるんなら私に言えよ?」
「…っ何も無いですから、本当に…もう話はおしまいです。それでは奏多さん良い夏を」
「そんな悲しい顔されたら心配にもなるってーの…」
咲楽は上品な佇まいを崩すことなく階段を降り下駄箱へと向かっていった。
…高校生とは思えないほどに、洗礼されていた
「たでーまー」
鍵を開け玄関に靴をほっぽり出して自室へと駆ける。夏休みの予定をカレンダーに急いで書いて制服を脱ぎ散らかして着替える。
「いってきまーす!」
カジュアルな服に着替えてさっき通った通学路を走り抜ける。セミの鳴き声も公園で遊ぶ子どもの声も…何もかもが右から左へと流れるほどに私は1つの場所に向かうのに集中していた。
怖さ6割、ワクワク4割で夏の日差しを受けながら走る。
「はぁ…はぁ…はぁ…つっかれたぁ…!」
着いたのは咲楽の家の前。漫画のような御屋敷にいつ見ても驚きを隠せない。
…ん?私来たことあるっけ?
「ふぅ…ふぅ…よし!」
チャイムを押してしばらくするとメイド服の人がドアを開けた。
そこには咲楽の父親と咲楽が待っていた。
「こんちには…」
「こんにちは、奏多さんだよね?」
「はい、自分は奏多って言います。咲楽の友達です…」
あまりに自分の家と違いすぎて借りてきた猫のように萎縮してしまう。
豪華絢爛な装飾があちらこちらに見受けられる
「それで奏多さん…どんな用があって尋ねてきたのかな?」
「あぁ…えっと咲楽と夏休み遊びたくて、それで咲楽の空いてる日を聞きたくて来ました。」
…このおっさん怖ぇ!普通に会話しるだけなのに言葉の節々に恐怖を感じる。
「そうか…それは残念だけど咲楽には夏休みの間かなり予定が入っていてね。大変申し訳ない…」
「そうなんすね…こちらこそ急に来てしまって申し訳ないっす」
まぁ予定があるなら仕方ない。
咲楽とも遊びたかったけど今年は諦め…
「全然構わないよ。それでは」
ゆっくりと扉が閉まる。
もう私はここに用などないはずなのにそこから動くことが出来なかった。
「はっ…なんだよあの顔」
つくづく咲楽は上品でお淑やかであると認識させられる。あれが悲しいと思ってる高校生の顔かよ…
結局そこからあの顔を忘れられずに1日が終わったのだった。
「うし!物は試しだ」
昨日の夜に思いついた作戦を実行するために咲楽の家へと向かう。
1.咲楽の部屋を特定する
2.バレないように窓から咲楽に手紙を渡す
3.また次の日の同じ時間に咲楽の部屋の窓に行き手紙を受け取る。
名付けて文通作戦だ!
「着いた…後は咲楽の部屋を探すだけだ」
探し方?そんなものは決まってる。
しらみ潰しに窓に小石を当てる…そうすれば人がいるならそいつは窓を開けて外を見るはず。
それを咲楽が出てくるまで続けるのだ。
正直成功率も低いし迷惑でしかないが知ったことか。咲楽に会うためならなんでもすると決めたのだ…だってあんな顔見せられたら誰だってそうしたくなる。
「ごめんなさい!一投目!」
小石を軽く投げた。窓にコンっと当たり窓枠が揺れる。"誰かいる!"そう思った矢先に顔を出してきたのは咲楽だった。
「運良すぎだろ!末吉だったのに!」
「か…奏多さん!?何してるんですか…!?」
「こっそり会いに来たんだよ…!」
神に感謝しながら窓に駆け寄る。手紙を渡すと咲楽が"とりあえず上がって"と言うので窓から部屋にお邪魔した。
「ふぅ…ほんとラッキーだったわ!」
「言いたいことは幾つかありますが…1つだけ聞きましょう。なぜ私のもとに来たのですか!?」
「そりゃその手紙を渡すためだよ」
「手紙…ですか?」
"そうそう"と頷くととても深いため息をつかれたので笑って誤魔化す…あれ?これ前もやったな
「"またこの時間にここへ来るから返事を書いてね、親がいない日とかってある?"…貴女こんな物を渡す為だけに尋ねてきたのですか!?」
「そりゃもちろん。お前の親がいない日があるならその日に抜け出して遊びに行こうと思ってさ」
まぁいない日がないならスっと抜け出してサッと帰ってくればバレないとは思うけど。
「…貴女って人はほんとに…もう呆れて言葉も出ません。」
「えぇ?だって咲楽と遊びたいし…それに咲楽、あん時すげぇ悲しそうな顔してたから…」
「…!気づいて、いらしたのですね」
「当たり前だろ、あんな顔のお前見たことないし」
咲楽とはもうかれこれ3年の付き合いがある。
中学の時に知り合ってそこからは"ちょっとした友人"程度の仲になっていた。
友人が悲しんでるなら励ましたくなるのが友達ってやつさ
「貴女はどこまでも優しいのですね…」
「優しい、というか友達として当然のことだよ」
「ふふっ…」
口に手を当てながら微笑む咲楽。
…なぜだろう、その仕草は今までとは違う意味で綺麗に見えた気がした
「…お父様がいない日は3日と12日だけです。」
「おぉ!サンキューな!メモっとくわ!」
2日もあれば十分に夏は楽しめる。私が咲楽に夏の楽しさっていうのを味あわせてやるぜ!
「よし8月3日…咲楽デーだ!」
「なんですか咲楽デーって」
今私たちは駅前のショッピングモールに来ている。咲楽から直々に"ショッピングモールに行ってみたい"と言われたので連れてきた。
「どっか見たいとことかないの?」
「えぇと…お洋服のお店に行ってみたいです」
「OK任せろ!」
咲楽の手を握り洋服屋を目指す。
心做しか手が熱くなってる気がしたがたぶん気のせいだろう。
「着いたぞ、ほら洋服屋だ」
「…ここがお洋服屋さん」
口調には出ないものの目を輝かせながら洋服屋を見つめる咲楽の横顔はかなり新鮮だった。
こんな顔できるんだな…
「咲楽に似合うのもあるんじゃないか?」
そう伝えた時にはもう咲楽は店の中。
可愛らしい服から少し派手めの服まで色々な種類の服を見ては"こんな物もあるのですね…"と
子供のようなはしゃぎようのお嬢様はとても可愛らしいものだった。
「────咲楽!これとか似合うと思うんだけどさぁ…」
咲楽が喜んでるなら私も嬉しい、なぜなら咲楽を楽しませるためにここに来ているのだから。
…あっという間に時間は過ぎていき、気づけばもうお昼になっていた。
「なぁ咲楽、なんか食べたいもんとかないのか?」
「食べたいものですか…強いていうならくれーぷ?というものを食べてみたいですね」
「クレープか…確かすぐ近くにあったはずだしそこ行ってみるか!」
クレープ屋まで咲楽と一緒に向かう。
幸いクレープ屋は空いており、特に待つこともなく店内に入れた。
するとそこには"カップル限定!特大クレープ"と書かれた広告が貼っており、"デケェな"なんて言いながら咲楽の方を見るとその広告に釘付けになっている咲楽がいた。
おいおいまさな…?
「奏多さん…あれ食べたいです」
マジかよお前!?
「な、なぁ咲楽?これはカップル限定なんだよ別私はいいんだけどさ…なんつーかその…」
「…ダメですか?」
「よし買うか待っとけ咲楽」
完全に負けた…あんな顔されたら胸の奥が疼くのが人間というものだ。
「すいません…あのか、カップル限定のクレープ1つ…」
かしこまりました、と疑う様子もなく言われると余計に意識してしまう。
…私たちってそんなカップルみたいに見えんのか?
「しっかしデケェなこれ…食い切れるか?」
「何を言っているんですか奏多さん。カップルで食べあいっこをするからデカイんですよこれ」
「はぁ!?お前知ってたのかよ!」
"まぁ書いてありましたし"といいクレープにカプっと食いつく咲楽は小動物みたいだった。
「奏多さんは食べないのですか?このままだと私が1人で食べてしまいますよ?」
「食うけどさぁ…傍から見たらマジの恋人じゃねかよ」
「…私は気にしませんが」
そりゃ私なんかなんとも思ってないからそうなんだろうけどさぁ…!
咲楽の意外な一面に振り回されて今日は終わりを迎えつつある。
…歩きながらクレープを2人で食べる様は本物の恋人だったと思う。
「よし、誰もいないから今のうちに行け」
「…奏多さん、今日は本当にありがとうございます。ずっとやりたかった事ができて嬉しいです。」
「いいってことよ、それにあと一日あるし!そいじゃな!」
咲楽が窓を乗り越えるのを見届けてから屋敷を立ち去る。今日は人生史上最も疲れてドキドキした1日だった。
「なんでドキドキしてんだろうな…私」
次に咲楽を連れ出す時に、どこに連れていこうか迷いながらそんな言葉を零す。
次に咲楽と会うのは12日。それまで時間もあるしゆっくり考えればいいか!
こうして家に着く頃にはもうすっかり暗くなっていたのだった。
to be continued…
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