2章 優しいニンフォ

おそらくどえす

優しいニンフォ

1、日常の生活するのだが・・・(おもてなしのアルバイト)


留学生活が終わり日本に帰ってきてから半年が経過。

なおは普通に大学生活を送っている。

なおは大学3年生になっていた。

後輩も多くなり、年下からはお姉さんのように見られることも多くなってきた。


帰国後は周りの友人などから

「綺麗になったね」

「大人になったね」

と言われることが非常に多くなった。

どこかしら落ち着きがあるらしい。

男性からの目線も今までとは違い、好意的にみられることも多く、この半年で何度も告白された。

おそらくだが

「受け入れる力」

が変わったのだろう。

あれだけの性欲絶倫のモンスター2人を同時に相手しつづければ男を受け入れそうな雰囲気は身につく。

とは言ってもR国であった出来事は誰にも言ってはいない。


ただ

「今は男はいいかな」

と思うなお。

それくらいR国での1年間の刺激は凄まじかった。

また留学していて日本でしか取れない単位もあったためその取り返しで学業も忙しい。


告白して来てくれた男の子の中に一人高校からの後輩がいた。

そのこだけは何度もめげずに私に純粋な好意を抱いてくれる。

迷惑にならないように、そして気持ちを切らさずに自分に対しての気持ちを持ってくれる。

「かわいいな」

とは思う事も多かった。

(※次か、その次の話に出てくる予定)


「年下もかわいい」

となおは思えるタイプ。

ただ今はそこまで誰とも付き合いたいとも思わない。

それに

「私がR国で経験した事を知ったらどう思われるんだろう?」

「知られたらどう思うんだろ?嫌いになるのかな?」

なども思ったりもする。

しかし

「誰かに言いたいな」

「本当の自分知ってほしいな」

とも思う。

多少複雑な心境のなおであった。


そんな中学業も少し落ち着き

「週末だけでもバイトでもしようかな」

と思い、求人サイトを色々と検索していくなお。

その中に

「おもてなし」

というバイトを見つける。

気になったのはその後の文面

「R国の方の接待、おもてなし」

という言葉だった。

半年ぶりに腹の奥が熱くなるなお。


応募して面接行くことになる。

電車で一時間近くの別荘地。

週末だけのバイト。

時給はそこそこ。

時給や週末の働ける条件に惹かれたというよりは

「R国の人とまた会えるのかな?」

と思う興味の方が強かった。

帰国して半年SEXしていて欲求がたまってきているのもある。


面接の場所に着く。

小ぶりだが綺麗な旅館。

温泉が良いらしい。


面接してくれる館長に仕事内容など聞く。

すると

「R国の軍人が来る」

「療養地に選ばれてしまった」

「ほんとは来てほしくない」

「そのかわり補助金がたくさん出る」

などなどの愚痴ばかり聞かされる。

JとGとは色んな会話をしていたのでなおはR国の事情に詳しかった。

基本R国の人間は海外には行けない。

どの国も良い人がいれば悪い人もいる。

色んな国で酒を飲み暴れる輩が過去にいたらしい。

またスポーツでは体格の差を生かしバスケット、バレー、アメフト、ラグビーなどのスポーツ全般がR国が大会を総なめする時代があった。

他にもさまざまな要因から世界各国が

「自由な入国禁止」

という合意をした。

その結果海外に行けるR国の人間は軍隊所属、政治家などの一部の人間のみ。

その上海外に行っても行動は制限される。

そういう事情もありR国の事はなおも最初ほぼ知らなかった。


以前この旅館ではR国の人間が来たらしい。

ただあまり良い人間ではなく、酒を飲み暴れ旅館をめちゃくちゃにした事あるらしい。

それ以来この界隈ではR国に人間は毛嫌いされていた。


「関わりたくないから押し付けたいんだな・・・」

と察するなお。

案の定色々聞いていくと

「どんな方法でもいいから機嫌取って無事に帰ってもらえればいい」

と言われる。

「どんな方法でも」

という言葉に目の奥光るなお。


「勤務時間はどれくらいですか?」

と聞くと

「可能なら泊まり込みでお願いしたい。

その時間も時給は払うから」

と言われる。

そうするとなかなかの収入になる。

温泉も入り放題との事。

まかない付。


確証はないがなおはこの仕事出来そうな気がしていた。

1年間R国に滞在していたので、彼らの考え方とか背景もそれなりにわかる。

「余程変な人じゃなかったら大丈夫かな・・・」

とは思った。


またR国にいる時にJとGには凄い尽くしてもらった。

その嬉しさは今でも消えない。

「今度は私がおもてないして尽くしてみたい」

とも思う。


「働きたいです」

と言うとその場で採用になった。

金曜の夜から月曜の朝まで。

なんかこのスケジュールが懐かしく感じるなお。


後日バイトを始めるなお。

このバイトがきっかけでまた性癖が変わっていく・・・・


※続きはM男のブログ、またはムーンライトノベルズに書いてあります。

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2章 優しいニンフォ おそらくどえす @tokidokidawane

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