私の画面の向こう側

第18話「二周年！！」

ルナがデビューして二周年を迎えることになった。この記念すべき日を祝うため、特別なライブが計画されていた。ファンたちはこのライブを楽しみにしており、チケットの販売が開始されると、わずか五秒で売り切れるという現象が起きた。

ステージの幕が上がり、会場は一瞬で熱気に包まれた。ルナはキラキラと輝く衣装を身にまとい、ステージ中央に立っていた。

「みんな、今日は私の二周年ライブに来てくれて本当にありがとう！」

彼女の声が響くと、会場中が歓声で応えた。ファンたちは彼女の存在を祝い、彼女の成長を共に喜ぶために集まっていた。

最初の曲はデビュー曲「星のルナティック」。この曲は彼女のキャリアのスタートを象徴するものであり、ファンたちも一緒に歌いながら楽しんだ。ルナの声が会場を包み込み、みんなの心をひとつにした。

「この二年間、皆さんと一緒に過ごしてきた時間は本当に特別なものでした。今日はその感謝の気持ちを込めて、全力でパフォーマンスします！」

続いて、新しい曲「Lunaringsong」が披露された。ファンたちはこの曲を聴くたびに感動し、彼女の成長を実感していた。ルナは力強く歌い上げ、その姿はまるでステージ上の星のように輝いていた。

二周年ライブは進行し、ステージ上では次々と新しいパフォーマンスが繰り広げられた。会場は一瞬たりとも静まることなく、興奮と歓声に包まれていた。

「みんな、今日は特別なゲストをお招きしています！」

ルナの言葉に会場はさらに盛り上がった。誰が登場するのか、ファンたちは期待に胸を膨らませた。

ステージのライトが暗くなり、神秘的な音楽が流れる中、次第に姿を現したのは、かつて引退した常盤海斗だった。彼の登場に会場は驚きと歓声で爆発した。

「皆さん、久しぶりですね！今日はルナちゃんの二周年を祝うために駆けつけました！」

常盤海斗の言葉に、ファンたちは感激の涙を流しながら拍手を送った。彼とルナは一緒に「Lunaringsong」を歌い、そのパフォーマンスは会場中を感動の渦に巻き込んだ。

「ありがとう、海斗さん。あなたと一緒に歌えることができて、本当に幸せです。」

ルナの言葉に、常盤海斗は優しく微笑み返した。

ライブの中盤、ルナはファンとの絆を深めるための特別なコーナーを用意していた。

「この二年間、たくさんのメッセージや応援をいただきました。今日はその感謝の気持ちを込めて、ファンの皆さんと一緒に特別な時間を過ごしたいと思います。」

ルナはステージ上に設置されたスクリーンに映し出されたファンからのメッセージを読み上げた。その中には、彼女の活動に勇気をもらったという声や、彼女の楽曲に救われたという感謝の言葉が綴られていた。

「皆さんの応援があって、ここまで来ることができました。本当にありがとう！」

ルナは涙を浮かべながら感謝の言葉を述べた。ファンたちも涙を流しながら彼女を応援し続けた。

続いて、ファン参加型の企画が行われた。抽選で選ばれたファンがステージに上がり、ルナと一緒にゲームをしたり、歌を歌ったりする時間が設けられた。この特別な体験に、ファンたちは大いに喜び、笑顔が絶えなかった。

ライブも終盤に差し掛かり、ルナは最後の挨拶をするためにステージ中央に立った。

「皆さん、今日は本当にありがとう。この二年間、たくさんの困難や挑戦がありましたが、皆さんの応援のおかげで乗り越えることができました。」

彼女の言葉に、会場中が静まり返り、全員が彼女の話に耳を傾けた。

「これからも皆さんと一緒に、もっと素晴らしい未来を作っていきたいと思います。だから、どうかこれからも応援よろしくお願いします！」

最後の曲は、彼女が自ら作詞作曲した「君たちとのFACT！」。この曲は彼女の感謝の気持ちと、これからも共に歩んでいく決意を込めたもので、会場中が一体となって歌い上げた。