ゲーム界のあるあるを超短編で書いてみる
ぺんた
第1話 勇者あるある
「今日は初めて王様に会う日ね。しっかりしてきなさいよ」
母さんに言われて改めて実感する。
俺はついに死んだ父さんの仇を討つため魔王討伐の旅に出るんだ。
まずは王様に旅立ちの謁見して旅立ちの許しをもらうんだ!
〜10分後、お城到着〜
「おお、そなたが勇者アレフの息子か。お主の父は立派であり我が国の誇りであった。それ故に彼を亡くしたのは本当に惜しい。しかしお主が亡きアレフの跡を継ぐというのだな?」
俺の父さんは本当にみんなから信頼されていた。俺もそれが誇らしかった。絶対に俺が仇を射つぞ。
「はい。この日が来るのを待ち侘びておりました」
俺は高らかに返事をした。
「よろしい。敵は魔王バラモンだ。心していくのだぞ。えーっと名はなんと言ったかな?」
俺が答えようとする前に隣にいた大臣が答えた。
「ああああですぞ。王様」
「ふむ、ああああと申すか。それでは勇者ああああよ、ワシからの餞別をやろう」
父さんのことは誇りだけどこの名前だけは納得がいかないんだよなあ。
勇者あるある
〈一定の割り合いでどうも締まらない名前の勇者がいる〉
名付けた親の顔が見たいね〜
つづく
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます