異能学園~新任教師は超越者!?~

黒蓬

プロローグ

教師が教室に入る。


「今日から君達の担当になる丸井花子まるいはなこだ。よろしく頼む。本日は連絡事項は特にない。1時限目は私の授業なのでこのまま授業に入る」


「てめぇが俺らに教えられることがあんのかよ?」


一人の生徒が声を上げる。


飯垣舞人いいがきまいとか。君達が私の授業をどう受け取るかは知らん。私は任されたカリキュラムをこなすだけだ」


「はっ。じゃぁ俺らが授業を受けなきゃアンタの任務は失敗ってわけだ」


「それは授業を妨害するという発言と受け取っていいか?その場合、相応の罰を与えることになるが」


「良いね。できるもんならやってみな!」


「承知した。警告はしたぞ」


そういうと丸井はゆっくりと飯垣に向けて歩き始めた。


「巻き込まれたくないものは下がっていろ」


「巻き込まれるほどの勝負になりゃ良いけどな。売った喧嘩だ、先手は譲ってやるよ」


「そうか」


丸井はそのまま飯垣の近くまで来ると足を止めた。

――ドサッ


「・・・ふむ。手加減はしたつもりだが、気絶してしまったか。反省を促すことができなくなってしまったが、まぁいいか」


そういうと再び教壇まで戻っていく。


「それでは授業を始める」


そして発言通り授業を始めた。逆らう生徒は誰も居なかった。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る