怪談

こた神さま

第一夜 井戸に関する話




昔、井戸は、人々にとって、無くてはならないものでした。


今のように、蛇口を捻れば水が出るという時代ではなかった頃。


井戸にまつわる怖い話も、幾つかありますね。


有名な話では、番町皿屋敷ですか。


こんな話もありました。


息子が自分の気に入らない人物を殺していく。

その死体を井戸に投げ捨てるのだが、何故か、その死体は、後に無くなっている。


ある日、息子は、とうとう母親を殺し、井戸に投げ捨てた。

しかし、母親の死体は、何時までも、井戸に残ったままだった。


まぁ、意味が分かると怖い話ですが。


オチは、今までの死体は、母親が処分していたから……というもの。


後は、怪談話とは離れてしまうかもしれませんが、時代劇などで、井戸に毒を流し、人々が次々と死んでいくなど。


今では、ほとんど使われなくなった井戸。

水が汚染されてるから……本当に、それだけの理由でしょうか?


こんな井戸の話もありますね。

その井戸を覗いたら、自分の死に顔が映るとか。

後は、リングの貞子ですか。

個人的に、貞子は、可愛くて好きですけれど。


首洗いの井戸というのもありますね。

斬首した罪人の首を洗ったとか。


井戸には、いろんな怖い話があります。


井戸が庭にある家は良くないと言われますが、何故でしょうね。

幽霊の話には、水に関係する話も多いですね。


井戸に限らず、川や海。

もっと、近場で言えば、トイレとお風呂ですか。


私も、一度、お風呂で怖い体験をした事があります。

湯船に浸かっていると、ブクブクと泡が立ち、そこから、やせ細った髪の長い女性が出てきて

「背中を流しましょうか?」

と言った。思わず

「いや、いい。」

と言ったら、女性は、少し悲しそうな顔をして、ブクブクと、お湯の中へ。

後で考えたら、ゾッとしましたが、その時は、何故か冷静だったんですよね。

めちゃくちゃ、怖がりなんですけれど。


世の中、いろんな怖い話がありますが、ここにも、幾つか怖い怪談話を書いていきたいと思います。


では、始まり始まり〜。



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