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  • 第1話 燈火の器への応援コメント

    コメント失礼します。

    「恋しい人に会える」
    もうそこにはいない人の存在を想像して、抱き合う。
    その行為は哀しさや虚しさと共に、どこか人間の愛おしさみたいなものも感じます。
    まるで空っぽになった穴を埋めるように、温もりを求めずにはいられないのでしょうね。

    じっとりと、そしてしんみりとした夏の一夜を堪能させて頂きました。

    作者からの返信

    お読みいただきコメントまで本当にありがとうございます。
    幻想的な夜を書きたくて書いたのですが伝わって良かったです。
    暗闇だからこそ何かが近づいてもわからない。他人のまま抱き合うそんな演出がしてみたかったんです。
    丁寧な感想あいがとうございました。また宜しく願いします。

  • 第1話 燈火の器への応援コメント

    これは何とも不思議な……
    彼の横に居るのは元妻とは確実に違う女(ひと)、でも其処に感じ、話をして、肌を重ね合ったのは確かに元妻、其れも出会った頃の彼女……
    幾多の蝋燭が彼に幻影を見せたのか、其れとも由香という女の使った魔術なのか、或いは本当に過去に……
    奈良という古都の夜、という何が起きても不思議ではない場所で起きた、一夜限りの逢瀬……これによって元妻とよりを戻す事はないでしょうが、彼の中で何かしらの変化があったのは確かでしょうね

    作者からの返信

    お読みいただき。コメントまでありがとうございます。お互いの恋しい人になりきる、そんなことが、これが暗闇の中の蝋燭の幻影だったということです。この雰囲気を感じていただいたことは本当に感謝に絶えません。
    お暇な時で結構ですので、ほかのも読んでいただけると本当に嬉しいです。
    またよろしくおねがします。

    編集済
  • 第1話 燈火の器への応援コメント

    コメント失礼します。

    別れた相手の初期の頃を思い出して体を重ねる。
    それは想いを貫いたのか、裏切ったのか。
    ラストのホームでの感慨がなんとも言えません。
    もう過ぎたことになってしまったから、同じベンチでも、そんな風に思ってしまうのでしょうか。
    人の心の不思議さなのでしょうか……。

    面白かったです。

    ではではノシ

    作者からの返信

    お読みいただき、コメントまで本当にありがとうございます。またコメントのお返事がこんなにも遅れて、本当に申し訳ありません。
    全ては暗闇の中で起こったこと。現実なのか、幻想なのか。夜の闇だけが知っている。ちょっとかっこよく言ってしまいました。こういう幻想的なものも多いので。お暇な時にでも読んでみてください。
    せっかく読んでいただいたのに、厚かましいお願いで恐縮なのですが。またお願いします。

    編集済
  • 第1話 燈火の器への応援コメント

    既にいなくなった愛するひと、と言うと死別した相手が定番ですが、まさか生きているけれど過去の愛していた頃の相手を描かれるとは。
    着目するポイントが素晴らしいなぁと思いました。
    お互いがお互いに過去の愛した相手を重ねて身体を重ね合うというのが、またスリリングですね。
    朝になって他人に戻るというのもとてもリアルで、まさに燈火の魔力を感じました。
    帆尊歩さん、ありがとうございました。

    作者からの返信

    お読みいただき、コメントまでありがとうございます。
    コンセプトは他人のまま抱くという事だったんですが、そもままですと、身もふたもない話になってしまうので、他人でありながら、そこには大きな意味を持つということで今回のような話になりました。
    本当はこの話もっと長くて、由香がストーカーと呼ばれどんな酷い目にあったか、それでも出逢った頃の喜一を愛するとか、
    泥沼離婚をした聡子に対しての後悔が暗闇に中で語られるんですが、犀川賞8000字にするためこの長さになりました。
    またよろしくお願いいたします。

  • 第1話 燈火の器への応援コメント

    お互いに出会った頃の相手を重ねて、抱き合う。
    なんとも不思議で、切ないようなお話だと思いました。
    官能的な描写が多いのに、ここにいない相手を求めるというのが、そう感じさせたのかも……。
    ちょっとした共犯関係のような危うさもあって面白かったです。

    作者からの返信

    いつも本当にありがとうございます。
    月井さんのコメントにはいつも勇気づけられています。
    飽きられないように頑張ります。
    これ奈良燈花会という本当にあるイベントで今はセキュリティのもんだなどもありそこまで暗くはないのかもしれませんが、私が行った時(もちろん一人ですが)は本当に暗くて、雰囲気的に懐中電灯なんて無粋な物は誰一人持たずにスマホの時代ではないので、せいぜい提灯を持つ人がいたくらいでした。

    いつも本当にありがとうございます。またよろしくお願いします。

  • 第1話 燈火の器への応援コメント

    帆尊歩さま

    堪能しました。
    もう何処にも存在しないあなたをお互いに重ね合わせて求めていくシーンがとても印象的でした。
    どこか幻想的な夜闇で、背徳的な情念というか、去来する残映が折り合わさって読み応えがありました。
    素敵な小説をありがとうございました。

    作者からの返信

    お読みいただき。コメント、さらにレビューまで本当にありがとうございます。
    実はこの作品、とある文学賞に3000万、原稿用紙100枚でだしたもので、まあ全然引っかからなかったんですがそれをざっくり削って8000字で上げました、本当は由香ちゃんとの関係性や、聡子との関係性、公園内でのエピソードまでもう少しじっくり書いていたんですが、ダラダラしていたのかもしれませんね。
    堪能したとか、何度も読み返すようなコメントや、レビューほんとうにありがとうございました。
    またよろしくお願いします。