第4話

翌日の放課後、理科は部室で練習用の水着やタオルを整理していた。古琴が部室にやってきて、理科の様子を見て微笑んだ。


古琴

「理科さん、今日も早いね。準備が整っているみたいで、すごいな。」


理科

「はい、できるだけスムーズに練習を始めたくて。古琴さんも、もう練習の準備はできましたか?」


古琴

「ええ、準備は整ったよ。今日は特に新しい練習メニューがあるから、ちょっと気合い入れていこうかな。」


部室の棚から練習用の器具を取り出しながら、古琴がふと思い出したように話し始めた。


古琴

「そういえば、理科さんはどうして水泳部に入ろうと思ったの?」


理科は少し考えてから、目を合わせて答えた。


理科

「実は、小さい頃から水泳が好きだったんです。でも、高校に入ってからはずっと部活に参加できていなかったので、また始めたくて。この部に入って、改めて挑戦しようと思いました。」


古琴は頷きながら、その話を聞いていた。


古琴

「なるほど、情熱が伝わってくるね。私も水泳はずっと続けてきたから、その気持ちがよくわかるよ。」


理科は古琴の言葉に安心した様子で、少しほっとしたように見えた。


理科

「古琴さんがそう言ってくれると、すごく励まされます。ありがとう。」


古琴

「こちらこそ、ありがとう。これから一緒に練習していくうちに、もっと色んなことを学べると思うよ。」


その時、部室のドアが開き、他の部員たちも入ってきた。皆が揃うと、自然な流れで練習が始まった。古琴と理科は、それぞれの準備を整え、気持ちを新たにして練習に臨んだ。

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