罪人ヘ罪人を

こんにゃく

第1話 皆への復讐

「なんで皆俺に拳を向けるの?」

教室が静まり返った。

俺はもう一度口を開いた。


「俺は何もしていないのに拳を向ける理由を教えてくれ」


外で小鳥たちが鳴いている。

カラスから逃げながら。

さっきまで殴っていた奴らも拳を下ろした。

なぜこのようになったのだろう。

少し時間を遡ろう。



俺の名前は佐藤 恵

クラスで女子の一軍の一部から嫌われているせいで毎日が憂鬱な気持ちで溢れる日々を過ごしていた。

特に嫌いな奴がいた、鈴木 明子と言う名前の女子で、今までそいつの恋愛相談やら受けてきてやったが、口を開けば俺の悪口ばかりで、そいつとその仲間「適当に話しといて〜聞かないから。」と言って、そいつらがが教室を出て行くのを見て、あいつが嫌いだと友達に告白した。

しかし、聞かないと言われていた話は聞かれていたし、録音までされて、挙句には録音をクラスLINEに送られる始末。

次の日のはそいつに怒鳴られて完全に奴が大っ嫌いになった。

奴の名前を聞くだけで反吐が出る。

会うだけでもだ。

トイレの便器に散らばった反吐が余計気持ち悪くさせてくる。

家でも学校でも気持ち悪い。

休むこともできたさ、でも休みすぎると最悪退学だ。

私立にいるから。

頑張って受験したのにこの始末。

努力は報われないんだと実感した。

国にもうんざり。

なのがいじめ防止法だ。

悪口ぶつけられてる奴はまだいるしいじめ件数は増え続けてる。

先生には相談したさ、何にも解決せずにしかも悪化してる。

だんだん周りのやつもうざく感じる。

正義ズラしながらあいつと仲良くしてる。

「あいつ俺も嫌い」って言ったじゃないか。

なんなんだクソガキどもが。

みんな大嫌い。

みんな大嫌い。

みんな大嫌い。


一人部屋の中がぐちゃぐちゃになるだけ。

寝れなくもなった。

ストレスを毎日感じる

何もしたくない。


こんな感じで今に戻る。

そして今は嫌いなやつたちに殴られる始末。

誰も助けようとはしない。

やっぱりみんなクソガキだ。

好きだった人とすぐ付き合えたさ、何も言わずに彼女は他のやつを好きになった。

ようやく先生が来た。

ただ俺を見ても何も言わない、

見えるほど怪我してるのに。



ようやく帰れる。

帰りのホームルームが終わってすぐに俺は帰った。

しかし、帰りの道中鈴木に会ってしまった。

最悪だ。

後ろに鈴木がいるなんて。

急な階段に来た。

その時急に後ろから押された。

声でわかった、


鈴木だ


あいつの笑い声が悪魔の笑い声のように聞こえた。

階段下まで転げ落ちた俺の姿をあいつらは写真を撮ってネットにあげた。

Xやインスタグラムに載せた。

題名はどちらも

「ドラゴンボールで見たことあるシーンw(演技です)」

演技なわけない。

コメントで反論した。

しかしそいつはネットでだいぶ有名で、俺のコメントに対して、嘘だろのコメントで溢れるだけだった。

頭から血を流しながらも家に帰れた。

すぐ病院に行ったが、命に別状はないそうだ。

7/12朝、近くの工事現場の声で目覚めた。

今日も学校へ向かう。




この物語は実はを元にしたフィクションであり、現実のものとフィクションが混ざり合っています。

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