011 ~発想~というもの

小説やマンガ、映画やドラマなどを観ていると、


「この発想はなかったー!」


と思うことがよくある。

それは感動なのだけれども、一方で悔しさでもある。


「なんで思いついたのが僕じゃないんだ!」


そして焦りがある。


自分に発想力があるなんて思っているから、

おごりがあるから、

そう思うのかもしれない。


それでも、

もし自分が積み木でできていたとしたら、

その一つのピースが剥がれ落ちて行ったような感覚に陥る。


発想というもの。


よくフッておりてくると言われているけれど、

やはり日頃から自分が何を吸収しているかが重要だと思う。


世の中は今あるものの組み合わせだ。

発想の源泉もきっとそこにある。


おりてくるのを待たないこと。


これは、自分への戒めだ。

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