002 ~「待て」の期間~

今更ながら、

とあるVODをサブスクした。


「登録しても観る時間ないよねぇ。」


妻は最近までそんなことを言っていたけれど、

昨日のきょうという勢いでまさかの急展開。


自宅にVODがやって来た(=妻が登録したの意)。


早速とある映画を視聴。


……便利!


完全に勘違いなのだけれど、

お金を払わずに見てしまったような罪悪感さえある。

(無料期間だから無料なんだけれど(笑)


「こりゃコロナ禍に流行るわけだ。」


敬遠していたわけではない。

でもちょっと毛嫌いしていた。


便利は不便利と思っているから。

一度覚えたら抜け出せないだろうな……。


そして果たして、そうなりそう。


かつて暑い日にチャリンコを漕いでDVD借りに行った日々が懐かしい!


なんでもない生活の一場面だけれど、

そういうことを通して根気や我慢は身についたと思っている。


今はなんでもその時にその場でほしいものが手に入る。

いや、入ってしまう。スマホでポンッポンッポンッ。


だからちょっとした「待て」の期間が我慢できない(きっと自分も)。


でも文明は進む。


子どもたちよ、

ぜひ慣れすぎないでおくれ。

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