第4話 転校生② 修正版


 突然のことに何を言っているのかわからなかった。

普通転校生って事前に来ることを教えておくものではないのか?


 そんなことは無視して担任は続ける。


「入ってきてくれ」


 担任の合図とともに、ガラガラと音を立ててドアを開けると、背の高い黒髪の男が入ってきた。


「今井 しんじ君だ。みんな、仲良くするように」


 僕とは関係のない世界の人だな。


 大きな目にきれいな肌、彼は俗にいうイケメンというやつだな。

それに、頭もよさそうだし、人付き合いも得意なんだろう。

 僕とは大違いだな……


 きっと、こいつもみんなのように僕を馬鹿にするのだろう……


「席は佐藤君の隣な。それじゃ、みんな今日も一日頑張ろう!」


 聞いていない。

佐藤、その苗字はこのクラスに一人しかいない。

そう、僕だ。


 正直本当に嫌だった。

知らないやつが隣か……


 ホームルームが終わると、すぐさま僕の隣の席には女子や男子が集まった。


 席に集まる者達は皆、僕を邪魔者扱いするような目で見る。


 なんで、僕の隣なんだよ……

辛くて、心が折れそうになる……

                                   つづく


~あとがき~

 第二の主人公登場!

第五話をお楽しみに!

よかったらアドバイス等よろしくお願いします!

面白かったら応援、めっちゃ面白かったら星をもらえると喜びます!

それでは!次回もお楽しみに!

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