音楽

「あやなっちー。今日の音楽は、ひとりづつ歌うんだよー」

「あ、そうだった~」


「あやなっちの歌声を聴けるの、めっちゃ楽しみーっ」

「うちも、ゆうなっちの歌声を聴けるの、めっちゃ楽しみーっ」


「あやなっちは、歌を歌うのって好きなのー?」

「めっちゃ好きだよー」


「ほんとー?いいねー」

「だって、小学生の時は、4年生から6年生まで、少年少女合唱団に入って、歌ってたんだから...」


「えーっ、そうだったんだー!あやなっち、合唱団に入ってたんだー!」

「そうだよー!」


「どんな歌、歌ってたのー?」

「いろいろ歌ってたよー」


「たとえばー?」

「民謡・童謡だとか、クリスマスにはクリスマスソングを歌ったりとか...あとはエーデルワイスっていう曲を英語で歌ったりとか...」


「えーっ、英語でも歌ってたのー?すごいー!」

「ヨーロッパの交響楽団、来日した時には、いっしょにコラボもしたんだから...」


「えーっ、交響楽団とコラボまでしたのー?」

「そうだよー!交響楽団の演奏で、うちら少年少女合唱団は歌ったんだよーっ」


「うわっ、それは、すごいー!それは、観に行きたかったさー!」

「ほんとー?」


「あやなっちを観に行って、歌声、聴きたかったさー」

「小学生の頃にもどって、ゆうなっちに観に来てもらいたいよ~」


「あはは...ほんと、それな!ほんと、観に行きたいさー!小学生のあやなっちー!」

「えへへ...ゆうなっちも歌、好きなのー?」


「うちも、歌うの大好きーっ」

「うちといっしょだーっ」


「うちら、なんか似てるねーっ」

「そうなんだよねーっ」


「あはは」

「あはは」


「うわっ、うちの番さ~、行ってくりゅさ~」

「行ってりゃっしゃい~」

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