第42話

SSグループ。監視室。仙石の手下達は聖飛達を血眼になって探していた。

「水上チームから連絡です」手下の一人が報告した。

「言ってくれ」

「船を取り押さえました。船に乗っていたのは、斎川賢斗一人だけです」

「一人だけか。他はどうなっている?」

「西区の港で待機しているチームから連絡です。バイクが一台向かって来ているらしいです」

「何人だ?」

「二人です」

「そうか。捕獲に当たれ。殺すな」

「捕獲に当たれ。殺すな」梨本は仙石の言葉を復唱した。

「了解。捕獲に当たれ。殺すな」手下が西区の港で待機しているチームに伝えた。

「ラジャー」西区の港で待機しているチームの声が部屋中に響き渡る。

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