第4話 またいつか、きっと

 ね、聞いてくれる?


 君の気持ちが私を好きって言ってくれたあの頃のままなら、ここに君を大好きな私がいるでしょ?


 私は、ね?


 好きな人同士は、またいつかきっと出逢えると思ってるんだ。


 死が、時間が、距離が二人をどんなに離れ離れにしても……二度と、永遠に、絶対に逢えないなんて事、ないと思うんだ。


 それに、だよ?


 私が君を探しに行けば、もっと確率が上がるでしょ?

 

 絶対。


 絶対に。


 君に向かって、いつだって歩き続けるから。


 手を伸ばし続けるから。


 もし、ふさふさ真っ黒のポニテがちらり、と見えたらそれは私だから、立ち止まってくれる?

 

 そしたら。


 彼女にして下さいって。

 

 ダメですか? って。


 あはは、私こんなに強気になれないと思うけど……どうにかして、私から告白するんだ。

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