あの日の告白

葉名月 乃夜

プロローグ



 貴方は、命の重さは平等だと思いますか?




 虫も、ペットも、人間も。




 平等と言う人もいれば、そうではないという意見を持つ人もいるでしょう。人それぞれです。どちらが正しいのか、どちらが間違っているのか、それは誰にも分からない。





 では、人間の中ではどうでしょうか?




 頭が良いから命の重さは大きいのでしょうか?

 才能が無いから命の重さは小さいのでしょうか?

 人を助けたから命の重さは大きいのでしょうか?

 人を殺したから命の重さは小さいのでしょうか?




 命の重さは皆同じとは言われるけれど、それは本当でしょうか。確かめようはありませんが。




 命に関わる話は、その時々によって、残酷な事件になりうることも、英雄として美談になることもあります。




 しかし、それは本当なのでしょうか?実は、それは塗り替えられていて、真実は闇に葬られているのかもしれません。




 誰かを守る為に、といった理由で。



 

 前置きが長くなりました。次から物語です。




 


 




 




 

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