多趣味大学生の日々

土器

第1話 大学生

僕は多彩な趣味を持っている。アニメ、ゲーム、漫画、ラノベ、VTuber、釣り、虫取り、アクアリウム、ギター、旅行、温泉、水族館、歴史、サイクリング、これだけ好きなことを持っている。


沢山の趣味を持っている事は良いことだと思う。


しかし、そんな僕も大学生、流石に無限のお金は無い。そんな金欠大学生の日々を書いていく。


ぬふふふっ、この導入で俺が主人公でゆるキャン△みたいな、ほんわかとした、作品が出来たらいいのにな、ぬふふふふふふ


そんな妄想を堤防でしているのは、現実の俺、佐藤一輝であった。


そんな一輝の足元には3、4匹アジが入ったスカリが沈んでいた。


ジリジリと照らす太陽、周りには親子で釣りをしに来た人や、友人らしき人と釣りに来たおじさん達。そんな中、一人の自分。


しかしこの俺には関係ないのである。


だって好きなこと出来るって居合わせじゃないっすか。


楽しんで行きましょうぜ。


と誰に話しているのか分からない妄想を繰り広げる一輝の竿は一向に動かない。


朝マズメを過ぎ、アジを氷締めし、ゆっくりと電車で帰宅をする。


海まで大体、家から1時間30分と少し長い距離を数か月に一回している。


調布から江の島だからね。


そりゃ長いよ。


俺は実家暮らしだ。


親は母が外で働いて、父がリモートワークでずっと家にいる、そして3歳差の妹が一人と飼い犬が一匹これが俺の家の家族構成だ。


「ただいま~」


「お帰り~」


そう返事してくれたのは玄関開けてすぐに居た母だった。


「今日は何釣ってきたの?」


「いつものアジ」


「自分で捌いたり、内臓とか捨ててよ」


「ういうい、分かってる」


そんな話をしながら台所に向かった俺は、早めにアジの調理を始めた。


まずはせいごを取り、次にウロコ、エラを取って内臓を取り出す。


せいごがあった部分に飾り包丁でを入れていく。


そして塩をひれに少し多めにまぶし、そして大体15分くらい焼いて出来上がる。


時間的には2時で昼食を食べたり終わってたりする時間なのだが、今日は4匹釣れたので家族1人1匹で分けて食べた。


「うめぇ~」


「おっアジの塩焼きじゃん」


と父親が自分の部屋から出てきて、妹も周りの話につられて部屋から出てきた。


「釣りに行ってたんだ」


「おん、食ったら」


「一番小さいのでいいよ、食ったばっかだし」


「了解した」


俺は妹に一番小さいのを渡して4人でアジの塩焼きを食ったのだった。


食った後、早めに竿や今回使った道具をシャワーで洗い、ベランダに干して乾かすのだった。


乾かしている間は暇なのでゲームやアニメを見て過ごしていくのが俺の今日の一日だった。








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