謎の置き手紙

天川裕司

謎の置き手紙

タイトル:謎の置き手紙


私が毎日朝起きると、机の上に置き手紙がある。

誰の字なのかよくわからない。


でもその内容がかなりグロく、

誰それを◯した、誰それを事故らせた、

誰それを怖がらせた、など、

誰にも見せられないようなことばかり書かれている。


なのでその手紙は私だけの秘密。

でも一体誰がこんなものを?

それだけがわからず、私は犯人探しに精を出した。


よくあるやり方で、部屋の中に隠しカメラをセットしておき、

その置き手紙を誰が置きに来るのか?

これを調べようとしたのだ。


でも…

「……だれも来てないわよね…」

おかしい。

誰かが部屋に入った形跡は無い。

動画はずーっと部屋の中を映してたが、

私が帰ってくるまで本当に誰も入ってない。

なのに気づくと置き手紙が机の上に置かれてある。


この「気づくと…」というところが最大の疑問で、

何度その動画を見直しても、自然な形で

いつの間にか机の上に手紙がある形だ。


「パッといきなり手紙が現れたような形…?」

疑問が疑問を呼びながら、

結局、誰がそんなことをしているのかわからない。


そしてあのグロい内容のことだが、

その手紙に書かれてあったことは全てが実現していたのだ。

全部ニュースになっており、私とは関係ないみたいだが

その結果がことごとく一致していたので

なんだか他人事には思えない。

でも実際、被害に遭ってるのはみんな私の知らない他人。


そんなある日。

机の引き出しから少し変わった内容のメモが見つかった。

「書いたことを覚えておくこと」。


動画はこちら(^^♪

https://www.youtube.com/watch?v=RTV6oMroB6M

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

謎の置き手紙 天川裕司 @tenkawayuji

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ