聖地巡礼？

有田町立有田小学校 （佐賀県西松浦郡有田町）

　陶磁器の街として有名な『有田町』。

　この有田町の陶芸街道沿いに有るのが『有田小学校』

　男がこの学校を訪問した当時は『新校舎の工事中（平成30年落成）』であったのですが、この学校の校舎正面玄関口に、目を見張る光景が有りましたので、ここに紹介致します。

　さて、校舎正面玄関口にはショーケースが両脇に並び、その中に鎮座するのは地元の『有田陶磁器』。

　しかも、高さが1.5ｍ程もある花瓶（または壺）ばかりです。

　まぁ、そんなバカデカイ花瓶をどこに使うのか？と思われる方も多いと思いますが、1889年のパリ万博においては、来賓客の絶賛を集めた程のものです。

　そもそも1650年代には海外へ輸出されており、ヨーロッパの王侯貴族の絶賛を受けています。

　そのような『有田焼の大型花瓶・壺』（概ね100万円は下らないような品物）が、校舎正面玄関口に片側に５～６脚、都合10数脚も陳列されているのです。

　この光景には衝撃を受けました。

　と同時に、このような美術品を日頃から自由に眺めることのできる有田小学校の児童諸君を羨ましく思ったものです。

　校舎が改築されたということで、現在の校舎正面玄関口がどのように変わってしまったのか、知る由もありません。

　しかし、地元産の美術品に親しみを持ってもらうということは、大変良いことではないかと思います。

　近くには『伊万里市』という、これまた陶磁器の街として有名なところがあります。

　時期によっては『陶器市（概ねゴールデンウィークにて開催）』も行われていますので、その時期を狙って訪問してみても良いのかも知れません。

　なお、学校を訪問される際は、先方のルールやマナー、そして都合をご確認してから…にしましょうね。