君に綴る手紙

プロローグ

あなたは、罪を犯したことがあるか?

――いや、別に殺人とかじゃない。

悪いことをしたことがあるか、ということだ。

誰しも、ひとつぐらいあるのでは無いだろうか。

これは、重い罪を犯した少女の、謝罪と感謝の手紙。

何をしても許されない。

疲れた、死にたい。

もう、いや――。

日常が重い。

1日が、長い。

あなたはそんな気持ちを感じたことがありますか?

――とっても惨めで、悔しい気持ちを。

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