第11話

2日目、守備練習をうまくこなして、バッティング練習、

右打席に立ち、高めの球をたたいて、センター前にヒット、外角の球をすこしふみこんで、センター前。

今日も絶好調。体重を後に残して、振るときに前にいどうして打つ。


3日目も同じようにすごして、

4日目の土曜日。紅白戦が行われる。

僕は白組になった。

相手ピッチャーはフォークが武器の常田。球速148kmと早くはないが、落ちるフォークがストレートと似た軌道からおちるので厄介だ。

僕はまだ、1年目なので、代打ででる予定だ。

5回まですすんで、0対3と負けている。相手ピッチャーは2人目で、変化球の持ち球が多いピッチャーである。5回表、3者3振で

僕達のチームは得点をいれることができず、試合が進んで

7回の表の攻撃になった。

代打に僕が送られて、僕にチャンスが回った。

0アウトランナーなしで、ここは先頭にでることが求められる。

ピッチャーは3人目の百田 180cmで148kmのストレートにフォークが持ち味

平均球速143kmのファームでは、かなり速球だ、ここで打てたらアピールにつながる。僕は右打席に立った。僕は右打ちの選手である。

1球目、ワインドアップから、投げられた球が低めのコースに決まる。僕は見逃してボールと審判から宣告される。2球目、外角に投げられたアウトローのストレートをうまく合わせて、流し打ちをする。鋭い打球が1塁手の上を通ってライトに落ちる。僕は1塁ベースを回ってガッツポーズをする。

この後、点ははいらずに回がおわり、

5対0で負けたけど、僕は気分がいい。

プロになって初めてヒットを打てた。

試合が終わり、解散してホテルに戻る。

頭の中でヒットを打ったイメージを忘れないように繰り返す。


次の日の紅白戦、

僕はまた、代打で出場した。

7回表、0アウト1,2塁 スコアは3対5で負けている。

相手ピッチャーは相川、150kmのストレートを投げる。速球派、

けがで一軍を離れていたが復帰するようだ。

僕は、右打席のバッターボックスに立って守備位置を見る、定位置だった。

バットを構えて準備をする。相手ピッチャーの1球目が放たれて、僕はスイングする。

ど真ん中の失投のストレートを打ち、打球が上がって、バックスクリーンに突き刺さる。

3ランホームランで、6対5になった。

僕は、ベンチ前でハイタッチを白組のみんなとしながら、これでスタメンだといきようようとしていた。


2月10日、練習試合が行われる。

相手は、阪神フェニックスだ。

僕は代打ででることになっている。スタメンを勝ち取りたかったが、代打2打席ではまだ、評価してくれないようだ。

試合が進んでいき、スコアは0対5で負けている。

8回に代打が出されて2アウト満塁というビックチャンスである。

ここまで、2打数2安打とアピールしている。

相手ピッチャーは140kmのストレートに大きいカーブが武器。

カーブを狙おうとすると、ストレートに手がでなくなるので、

カーブを捨てる。右打席に立つ

一球目、相手がスリーウォーターで投げてくる。

アウトコースの低めに決められて僕はそれをみのがした。1ストライクと宣告される

2球目、インコースのストレートを僕は待ってましたとばかりに綺麗にたたんでレフトに引っ張る。打球はどんどん上がって、レフトの中段のスタンドに入った。満塁ホームランである。これは完全に決まったと思い。嬉しさでいっぱいだった。

グランドスラムを回って、選手にハイタッチする。ナイスと言われながら、僕はベンチに下がってグラブの用意をする。

ショートの守備に入ったが打球は飛んでこなくて、試合が終わった。

4対5で負けた。

しかし、満塁ホームランでアピールになっただろう、

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