第7話
1月の入寮日、僕は本拠地の寮に向かって電車で行った。寮にはいると、寮長がいて、部屋の鍵を渡されて僕は、荷物を置きに行った。
横浜ゴールデンウルフズの寮はしっかりしていて、野球環境が整えられているらしい、
料理にも、調理栄養士のかたがいるらしい。
社会人大学生は3年の寮が義務付けられているらしい。
寮に入った後、新人選手自主トレが待っている。
今日は、休みの日なので、寮がどんなものか見る時間である。
今年ドラフトで入った選手がぞろぞろと集まってくる、みんな背が高い。
寮長が説明をして僕達8人はそれを聞いている。
一通り説明が終わると自由時間となる。
食堂に行って自己紹介しようと話になって、僕達8人は食堂に移動する。
「じゃあ、まずはドラフト1位の安藤さんからよろしく」と威勢のいいドラフト5位の鈴村選手が言った。
「安藤です、ポジションは外野手です。ドラフト1位に恥じないようにしていきたいです。目標は1軍です。」
「次、ドラフト2位の柊さん」と鈴村さんが言う。
彼はすでに1年目の僕達を仕切っている。
「ドラフト2位の柊 優馬です。まずは、2軍で成績を残せるようにがんばりたいです。」
ぱちぱちと拍手がされる。
「ドラフト3位の外村 学です。ポジションがピッチャーなので、まずは2軍ローテにはいれるようにがんばりたいです。」
後の人も続き
「ドラフト4位の村上 哲也です、外野手です高校は甲子園に出れたので、また甲子園の土を踏みたいなと思います。」
そして、鈴村選手の番となる
「ドラフト5位の鈴村 陽介です。外野手です。みんなと仲良くできたらいいなと思います」
一人だけ方向性が違う自己紹介となった。
「ドラフト6位の中条 まさるです。セカンド志望なので生き残れるよう頑張りたいと思います。
「ドラフト7位の住田 大です。ピッチャーなので、max155が出せるよう頑張りたいと思います。
「ドラフト8位の倉田 拓也です。キャッチャーなので、先輩たちから色々教わりたいと思います。」
8人全員自己紹介が終わった。
「いや、みんなすごいね、。目標があって、こんなかで誰が一番に1軍にいけるか楽しみだね」と鈴村さんが言って解散となった。
僕は、暇なのでトレーニング室で体幹トレーニングをしていたら、ドラフト4位の村上選手が入ってきた。外野手で右打ちらしい。
「甲子園見てたよ、3回戦負けだったよね。バッティングと守備範囲が広かったから印象に残ってるよ。」と僕は言った。
「ありがとうございます。自分でもドラフト選ばれる自信ありましたから」
やはり、甲子園に行っている者は一味違うらしい。
「しかし、今年は豊作らしいよ、怪物の前田幸一郎、甲子園優勝投手香川がいるしね。」
「あの人たちは、やっぱりすごいです。」
村上くんもうなずいた。
2人で適当に話ながら時間をつぶして、別れてから部屋に戻った。
今日は何もすることがないみたいだ。
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